介護のいろは

老後の生活に不安が抱えている方も多いことでしょう。特にお金の問題はシビアで、そのため、誰もが老後に備えてお金について考える必要があります。こちらでは老後に経済的な苦労をしないためのアドバイスをまとめました。こちらのアドバイスを参考にして、健やかな老後を過ごしましょう。

お金のない高齢者が多い

高齢者の中には金銭的に苦しんでいる方が少なくありません。金融広報中央委員による平成28年の「家計の金融行動に関する世論調査」によりますと、60歳代の単身世帯の33.5%、2人以上の世帯の29.3%、70歳以上の28.3%が貯金の無い家庭だとされています。

平成19年に行われた同様の調査では60歳代の単身世帯で22.9％、2人以上世帯で60歳代が16.5％、70歳以上で19.4％という結果でした。そのため、老後にお金に困っている家庭は増加傾向にあると言えるでしょう。

これからの日本は高齢化社会がより進行するため、老後の困窮を避けるための対策を考える必要があるのです。若い方にとって自分にとって関係の無い話のように思えますが、そのようなことはありません。今後の経済はどのように変化するか読めませんので、少しでも早い段階から老後のお金について考えておく必要があるのです。経済的な余裕は心の余裕に繋がりますので、より安心した老後を過ごすことが出来ます。

退職までに支出をカットする

住宅ローン、教育ローン、マイカーローンなど、生活する上でローンを組むことは珍しくありません。しかし、こういったローンは必ず返済をする必要があるのです。現役時代であれば安定した収入がありますのでスムーズに返済が出来ます。しかし、定年退職して年金生活に入ると病気やケガなどのトラブルも多くなるため、返済が滞ってしまうこともあるのです。老後にローンの返済を抱えることは大変ですので、ローンや借金は定年退職までに完済しておきましょう。

しかし、小さい子どものいる家庭では生活費や教育費がかかりますので、ローンや借金の繰り上げ返済が難しくなりますが、少しでも返済をしておきましょう。多くの方の老後は年金生活になりますので、限られた収入の中で生活をしなければなりません。そのため、そういった環境で返済を続けることは困難です。老後を健やかに生活するには、定年退職までにローンや借金を完済しておくということでしょう。

節約することも大事

定年退職までにローンや借金を完済することが大切ですが、それが難しいこともあるでしょう。そういった場合は家計全体の見直しをしてください。節約生活をすることによって返済プランの立て直しが出来ますので、完済までの目処が立つのです。

そして、老後の生活において健康も非常に大切なことです。年齢を重ねることで誰もが病気のリスクが高まります。ちょっとしたことでケガもしてしまうでしょう。さらに、高齢者が病気やケガになってしまうと医療費の支出だけでなく、仕事を辞めなければならないこともあります。介護を受けるようになれば介護費用も必要です。

そのため、老後の生活において大切なことはお金だけでなく、健康も大切なのです。若いうちからお金のことを考えるだけでなく、健康面についても考えるようにしましょう。適度な運動と栄養バランスの整った食生活を意識してください。これらに注意することでいつまでも健康的に生活が出来るのです。

経済的に苦労している高齢者が増加しています。生活するためにお金は欠かせませんので、若いうちから老後の生活費について考えておきましょう。何より大切なことは、定年退職までにローンや借金を完済しておくということです。そして、お金だけでなく老後は健康面についても考えましょう。