高額介護サービスとは

高額介護サービス費とは、介護保険を利用して支払った自己負担額１割（所得に応じて2割）の合計金額が一定金額を超えたとき、超えた分のお金が戻ってくるという制度です。同月に一定の金額を超えた場合に、申請によって支給されます。
この制度は健康保険の高額医療費と同じく、介護サービス利用者の費用負担を軽減してくれる制度ですが、残念ながらあまり一般的ではありません。せっかくの制度なのですが知られてない事によって、多くの介護利用者が申請しないままになっているのが現状です。

実際に介護費用が高くて困っている、介護費用の自己負担が２割になってしまったのでなんとかしたいという方に対して、高額介護サービス費の制度利用を進めるケアマネジャーもいます。

高額介護サービス費用について

高額介護サービス費の自己負担額について取りまとめましたので紹介します。

【高額介護サービス費の自己負担額（月額）】

上記の金額の通り、自己負担額が1か月の上限を超えた際は、超過分を後から払い戻してくれる制度となっています。負担額の上限は、対象となる世帯の所得ごとに区分されていて、基本的には4つの金額のいずれかになります。また、自治体によって減免をつけていたり、自動的に超過分が還付されていたりする所もあります。自分がどのような対象になっているのかは調べてみる必要がありますが、該当するかたは自己負担額がかなり減るので、適用されているか確認すべき制度ですし、有効に活用してください。