自治体はどんな計画を立てているの?

高齢者への支援のポイント

介護は、私たちのこれからの生活で非常に重要なポイントになります。そのため、自治体は介護における取り組みを行っておりますが、その一つとして介護ロボットがあります。こういったロボットは未来のことのように思えますが、現場での実用化計画を進めているほか、自治体では保険外サービスや65歳以上向けの支援といったことも行っているのです。こちらでは介護に関する自治体の計画について解説いたします。

介護ロボットに関する取り組み

介護に関わる仕事は非常にハードであることから、私たちは仕事内容について考える必要があります。その対策として、介護ロボットの導入を計画している自治体もあります。特に神奈川県では、国や他の自治体より先駆けて、2010年から介護ロボットの計画をスタートし、積極的に取り組んでいます。現在は、他の自治体でも介護ロボットの導入計画が進められており、これが実現することで介護する側もされる側も快適になることでしょう。

神奈川県が始めたロボット計画ですが、新潟県や岡山県でもロボット関連の事業を始めています。各自治体の活動がきっかけとなって介護ロボットの普及を促進し、今後の幅広い活躍が期待されています。

地方自治体が行っている介護保険外サービスとは

地方自治体では介護保険を導入しており、適用された方は支援を受けることができます。しかし、適用外と判断された方だったとしても、生活支援ショートステイや自立支援ホームヘルプ、デイサービスなどが受けられることがあるのです。

中でもデイサービスはよく耳にしますが、具体的にどういったサービスを行っているのでしょうか。デイサービスは、日帰りで施設に通って介護を受けるサービスのことで、食事や入浴、日常生活の介護、機能訓練などを受けることができます。高齢者になると、周囲とのコミュニケーションが減ってしまい、ふさぎ込みがちになりやすいです。デイサービスや生活支援ホームヘルプ等を利用することで新たな生きる楽しみが生まれるのです。

65歳以上を対象にした支援サービスとは

いくら介護の必要が無い方だったとしても、65歳を超えてしまうと生活に支障が出てきてしまう可能性もあります。そのため、自治体では65歳以上を対象にした支援サービスを行っています。主なサービスは家庭ごみの収集や冬期の除雪などで、体力を使う力仕事を行ってくれるので、高齢者の負担を減らすことができるでしょう。

また、あんしん電話サービス(緊急通報システム)を行う自治体もあります。ボタンひとつで緊急連絡ができ、すぐにガードマンが駆け付けてくれるので、一人暮らしをしている高齢者の方も安心です。サービスは24時間365日対応しているため、非常に頼もしい存在でしょう。家族と暮らしていても、高齢者が長時間1人になることもありますので、ありがたいサービスです。

自治体によって取り組みが変わってくる

どのような自治体でも積極的に介護サービスを行っていますが、その内容はそれぞれ異なります。そのため、自分が求めるサービスを提供しているのかどうか、自治体に確認をしておきましょう。インターネットなどで調べることも可能ですが、分からなかった場合は窓口に相談をしてください。

自治体のサービスの存在を知らず、家族が大きい負担を抱えるケースは少なくありません。こういった支援サービスを活用することで、介護の負担を軽減することができるのです。現代は介護疲れが社会問題になることもありますので、悩みを抱え込まず、相談するようにしましょう。

地方自治体は介護支援サービスを行っています。特にロボットの導入計画を進める自治体が登場しており、一人でも多くの人が快適に過ごせる社会になるように努めています。また、保険外サービスや65歳以上を対象にした支援サービスも行っているので、お住まいの自治体の取り組みについて確認しておきましょう。