老人ホームの選び方やポイントとは?
老人ホームの選び方やポイントとは?

高齢者への支援のポイント

家庭の事情で在宅介護が難しくなった場合、要介護者を施設に入居させることを考え始めます。しかし「老人ホーム」といっても、種類がいくつかあるため悩む人がほとんどです。今回は失敗しない老人ホームの選び方を紹介します。

失敗しない老人ホームの選び方

老人ホームといえば「特別養護老人ホーム」を想像する人も多いでしょう。しかし、入所までの期間が長いという特徴があり、早めに利用したい人にとっては向かないものです。特に2015年に改正された法律により「特別養護老人ホーム」は要介護3以上に引き上げられたため、介護度が軽度の場合は利用できなくなりました。そこで、他のタイプの施設について紹介します。

(1)有料老人ホーム
待機が少なく、数ヶ月で入所できることがほとんどです。常駐スタッフによる介護が24時間受けられます。看護師が24時間勤務している場合は、胃ろうやインスリン注射などの医療行為も可能です。
(2)グループホーム
認知症を患っている人が9名程度の少数で暮らす施設です。空室があれば、すぐ入居できるのも特徴のひとつであり、身体介護も24時間受けられます。しかし、常駐しているのは介護職員であり、医師や看護師は常駐していないため、有料老人ホームのように医療行為は行えません。

このふたつの他にも「サービス付き高齢者向け住宅」もありますが、市町村から指定を受けていない場合はホームヘルパーなどの在宅サービスを利用することになります。介護や食事のグレードが高い分「特別養護老人ホーム」よりも料金が高いため、金銭的な負担が多くなります。そのため、在宅介護から施設入居に切り替える場合は、有料老人ホームかグループホームの方がいいでしょう。

老人ホームを選ぶときに重要視することとは

入居予定者と、どの種類の施設に入居するかを相談した後はサービス内容などを調べましょう。ただ問い合わせるのではなく、体験宿泊などを介して入居予定者や家族にとって良いかどうかを見極めることをおすすめします。施設といっても数多くあるため、施設の雰囲気が入居予定者に合わない場合があるからです。そのため施設を探す場合は、ひとつではなくいくつかピックアップしてパンフレットを取り寄せましょう。パンフレットには、施設の特徴や運営方針、館内の写真なども掲載されているため、老人ホームの雰囲気も分かりやすいです。

可能であれば、施設の雰囲気などを比べるためにも複数の老人ホームを見学・もしくは体験宿泊をしてみましょう。パンフレットだけでは分からないこともあります。複数の施設を見学や体験宿泊をしたからこそ見えることもあるため、比較は大切です。

老人ホームを選ぶときのポイントとは

老人ホームを選ぶとき、ついやってしまいがちなのが「家族のみで決める」ということです。老人ホームの選び方で失敗しないためにも、入居予定者の意思も尊重することが大切です。特に、介護面はどのようなサービスがあれば便利かは本人にしか分からない部分もあります。食事、排泄、入浴の介助など、どのようなサービスを重点的に考えた施設が良いのか、本人と話し合いましょう。費用面も関係することから、入居予定者の希望をすべて叶えることはできなくても、本人が気に入ってこそ快適に暮らせるためなるべく希望に適う施設にしましょう。

老人ホームの経営状況を知ること

希望条件に適う施設を見つけたら、経営状態を調べましょう。本格的に調べる必要はなく、口コミだけでも構いません。老人ホームは施設が足りないといわれているほどであり、万が一のことがあった場合、すぐに次の施設に入居できるとは限りません。そのため、退去することにならないかどうかを調べておく必要があるのです。

失敗しない老人ホームの選び方は、前もってポイントを決めておき、そのポイントに適しているか否かで判断しましょう。家族だけではなく、入居予定者を含めた話し合いを行うことで、後からのトラブル対策にも繋がります。