サービス付き高齢者向け住宅の設立費用はどのくらい?
老人ホーム・介護施設・サ高住の経営
サービス付き高齢者向け住宅の設立費用はどれくらいかかるの?
サービス付高齢者向け住宅は良くサ高住と呼ばれており、その特徴は高齢者が安心して生活ができるように、「見守り」や「生活相談」というサービスの提供が義務付けられている賃貸住宅のことを指しています。そして、入居の対象となるのは、まだ介護が必要ではない比較的元気な高齢者を対象としている施設となります。
このサービス付き高齢者向け住宅の設立を考えた時にどれくらいの費用がかかるのでしょうか。その費用についてまとめてみました。
サービス付き高齢者向け住宅の設立に関わる項目
- 【土地費用】
- 8000万円〜1億円
- 【物件施工費用】
- 1億円
- 【什器費用】
- 5000万円〜8000万円
- 【備品費用】
- 2000万円〜5000万円
- 【広告費用】
- 1000万円
- 【合計費用】
- 2億6000万円〜3億4000万円
- ※1戸20m2で20戸作成の場合:400 m2が居室に必要(20名収容)
- ※全体で居室以外のサービス室が必要なため、400平米の居室を60%計算とする:666平米
- ※施工費用は坪単価50万円で計算:666平米は約200坪のため1億円
上記のような計算でいくと、約20名を収容するサービス付き高齢者向け住宅では2億6000万円〜3億4000万円程度の費用が必要になる事がわかります。もちろん土地を限定しているわけでもないですし、物件施工についても詳細な見積もりを取っているわけではございませんので、変動する事はご理解ください。しかしながら、そう言っても簡単に計算をすると最低でもこれくらいの費用は必要となります。決して小さな費用ではなく、大きな費用負担となるのがよくわかります。
実際に利益を出す事が出来るのか
上記の計算から考えますと、1室あたりの家賃を8万円と想定すると、8万円×20戸となり、入居率を80%計算しますと128万円が月々の売上になります。これ合計費用から考えていくと利回りでは最終的に様々な事を考慮すると5%程度になる事が多いのではないでしょうか。もちろん、そこまでに必要となる費用は様々です。土地や物件施工費用も様々なので一度詳細なシミュレーションが必要です。