終活を考える
終活を考える

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終活とは

「終活」という言葉を耳にした事はありますでしょうか。実際にこの「終活」は、自分の人生において死と向き合い、最後まで自分らしい人生を送るための準備の事をさしています。
読んで字のごとく終わりを迎えるための活動なのですが、終活の方法論は一つではありません。終活にはさまざまな形があります。もちろん死生観は人それぞれであり、考え方は違っていて当たり前です。だからこそ、この終活を行うことで自分の人生が見つめなおされ、今後本当に必要なものが見えて来るようになります。

実際に終活というとイメージに死がついて回るので、あまり良いイメージを持たずにやらない人も多いかもしれません。しかしながらなぜ終活をするのか、それは自分の人生の最終調整だからです。先ほども申し上げた通り、自分らしい人生を送るには本当に大切なものを整理する必要があります。それは今まで重ねてきた交友関係であったり、残している家族のことについてであったりします。自分が生きてきた人生をどのように締めくくるのか、人生の終わり方を彩ることで前向きな人生が再スタート出来るのです。

終活を考える

終活を考えて見るとどのようなメリットが内在しているか見えてきます。実際に終活には大きく分けて3つのメリットが存在していると言われています。

1 自分の意思を関係している家族に伝えることで、老後という人生が自分にとって前向きなものに変えられることです。家族であったとしても、はっきりと意思を伝達しなければ思いが伝わることはありません。家族に愛があるからこそ様々な意思をきちんと伝達する場を設けましょう。

2 残されている老後の生活が充実します。人は必ず死を迎えます。これはすべての人に対して平等に訪れます。だからこそ、死というものをはっきりと捉え、自分が死に対してどのように向かっていくのか、残された時間で何をするのかなど整理をすることが出来ます。それは一つのゴールに向かい、やりたい事を明確にし、自分の人生を彩ることにつながります。

3 日本は資本主義社会です。実際に老後の生活を考えたりしても資本は非常に大切です。あなたに資産があったとすれば何も明確にしなければこの資産によって家族が喧嘩をしてしまうかもしれません。それを回避するためにはやはり終活によって自分が保有している資産をどのように分配するのか予め決めておく必要があります。資産を保有しているあなただからこそ出来ることです。

このように終活について少しだけ記載を行いましたが、他にもエンディングノートの有効活用であったり、お墓問題の事前解決であったりと終活は様々なものになっています。残された時間を有効につかってみてはいかがでしょうか。