介護保険の更新手続きのやり方とは

介護保険まるわかり

介護認定を受けることで、介護保険制度を利用できるようになります。これによって補助金を受け取れるため、本人だけでなく家族も安心して生活ができるのです。しかし、一度認定を受けたら、いつまでも利用できるわけではなく、必ず更新をする必要があるのです。有効期限や更新の手続きについて、専門的な知識を説明いたします。

介護保険には有効期限がある

介護保険制度は一度申請すれば、いつまでも利用できるわけではありません。更新をしなかった場合は、継続して補助金を受け取ることができないのです。制度には有効期限が決められており、新規で申請した際の有効期限は3ヶ月~12ヶ月となっています。

多くの場合は6ヶ月となっていますが、要介護度の区分変更や更新などによって有効期限が異なります。自分の有効期限を確認するようにしましょう。また更新の手続きは、自治体の窓口で申請ができます。初回の申請のように、代行での手続きも対応しています。インターネットなどで確認ができますが、難しい方は地域包括センターなどに相談をしてください。

更新タイミングはいつにするべきか

有効期限を迎える前に介護保険の更新を行う必要がありますが、そのタイミングはいつなのでしょうか。更新時期は、認定満了日の60日前からとなっています。仕事が忙しく、都合をつけるのが難しい方も手続きができるように、期間は長めになっています。しかし、期間があるとしてもギリギリの手続きはおすすめしません。更新の認定結果が出るのは、申請時と同じように1ヶ月程度かかると言われています。手続きに不備があると後日の申請になりますので、必ず余裕を持って行いましょう。

手続きは自治体の窓口で行いますが、そこでは介護保険被保険者証、診察券、医療保険の被保険者証、印鑑などが必要になります。また、手続きをする方の身分証明書が必要になることもありますので、事前に用意をしておきましょう。自治体によってはほかにも必要なものもありますので確認してください。

更新の結果限度額が下がる場合もある

高齢者を対象にした介護保険制度ですが、更新をすることで高齢者の症状が変化することも考えられます。症状が改善され、これまでに困難だったことができるようになることもあるでしょう。症状が軽度になったと判断された場合、要介護度は下がり、限度額が減少することもあります。限度額が減ってしまいますが、元気になっている証拠ですので、喜ばしいものでしょう。

反対に年齢を重ねることで、さらに症状が悪化することも考えられます。こういった場合は要介護度が上がりますので、それに合わせて限度額も上がります。症状の変化によって、不安になってしまう方もいらっしゃるでしょう。介護保険では、変化によって手厚くサポートしてくれます。

分からない場合は市役所に相談をしよう

介護保険制度の申請をすることで解決するように思えますが、更新手続きをしなければ継続して補助金を受け取ることができません。更新手続きは忘れないように、必ず行いましょう。

しかし、こういったシステムは分かりづらい部分もあるため、疑問が生まれやすいです。そういった際は、自治体に電話で確認するようにしてください。保険の更新の担当部署に繋いでもらえます。より詳しく質問したいのであれば、窓口に直接足を運んで相談しても良いでしょう。

介護保険制度には、有効期限が設けられています。期間は3ヶ月~12ヶ月となっていますが、一般的には6ヶ月に設定されています。認定満了日の60日前から更新ができますので、忘れずに手続きをしましょう。また更新をすることで、要介護度が変化することもあり、それによって限度額も増減することもあります。