介護保険の申請代行はしてもらえるの?

介護保険まるわかり

介護保険を利用することで介護の金銭的な負担を軽減させることができ、本人か家族による申請が必要です。申請窓口の名称は自治体によって異なるため、分かりづらくなっている場合があります。また申請の手続きには、いくつかの手順があり、時間がかかりため、難しく考えてしまうこともあるでしょう。こういった世帯のために代行サービスを利用可能です。こちらでは介護保険申請の流れや代行サービスについて解説いたします。

介護保険サービスを利用するためには

高齢者介護が社会問題となっていることから、どのような自治体でも手厚い介護保険を用意しています。誰もが安心して快適な介護を受けることができますが、介護保険サービスを利用するには申請をする必要があります。介護で苦労していたとしても、申請をしなければサービスが受けられません。

申請後、自治体は申請を受けた後に調査訪問を行い、どの程度の介護サービスが必要なのかを判定します。この判定により限度額が決定され、限度額の範囲内でサービスを受けることができます。この申請の流れや限度額など分からないことがある場合は、窓口に相談するようにしましょう。介護が必要になってしまった場合、家族は慌ててしまいますが、事前に確認をして申請をしてください。

申請の流れとは

介護保険サービスを受けるには認定の審査を受けなければなりません。そのためには保険証や印鑑などが必要です。40歳~64歳の場合は、医療保険の被保険者証を用意しましょう。65歳以上であれば介護保険被保険者証が交付され、こちらの被保険者証を準備します。そのほかにかかりつけの病院名、医師名、医師の連絡先などを申請書に記入するようにしましょう。

また申請の窓口は自治体ですが、自治体によって窓口の名前が異なりますので、確認が必要です。申請は本人以外に家族でも可能ですが、この場合は申請者の身分証明書を用意してください。申請から認定結果が出るまで、約30日かかりますが、申請した日から有効です。

要介護認定の訪問調査とは?

要介護認定のために訪問調査が行われますが、具体的にどういったものなのでしょうか。訪問調査は自治体のケアマネージャーが行い、日常動作を行って調査をします。そのほかに家族への聞き取りも行われ、これらを基にして認定が行われるのです。また公平な判定を行うために、全国共通の調査票を使用しています。

日常動作の具体的なものとして、立ち上がりや歩行、食事・入浴・排泄、身の回りの管理、意志の伝達や理解などの調査があります。あらかじめ、家族は最近の介護記録をまとめておくと良いでしょう。見栄を張ったり症状を悪く見せたりすると正確な判定ができないため、普段どおりの様子を見せるようにしてください。

申請代行サービスもある

サービスへの申請や訪問調査を受けることによって介護保険が利用可能となります。しかし、ご自身の体調や家族の仕事の都合などで、申請が難しいことも多くあります。そういった方のために、申請の代行サービスを行う業者があります。民間業者による申請代行サービスもありますが、地域包括センターや居宅介護支援事業所などで、代行を対応していただくことが可能です。

申請代行サービスを利用することでスムーズに介護保険が利用できますが、地域によっては有料になる場合もあります。近くの地域包括センターのサービスが無料なのか、有料なのか、事前に必ず確認をしておきましょう。

自治体に申請をすることで、ケアマネージャーによる訪問調査が行われます。歩行や意志の伝達などの調査があり、この調査を基に要支援・要介護の区分が決められるのです。また、申請代行サービスを行う業者もありますので、申請が難しい方はそういったサービスを利用しましょう。