在宅介護について
介護用品とは
介護用品とは、その文字のままですが介護に必要な器具や機器のことを言います。介護の対象は基本的には身体障害者、高齢者が対象となるが、2000年の介護保険制度の発足により介護用品の購入が一定の条件下で補填できる制度が作られました。現在では、量販店などにもコーナーが設けられている事も珍しくはなく、専門店も増え、高齢者向けの介護用品の種類、品数自体もが年々増加しています。
主な介護用品を初回すると下記の通りとなります。
- 入浴に関するもの(浴室用リフト、入浴台、椅子など)
- 排泄に関するもの(紙おむつなど)
- 屋内外での移動に関するもの(例:車椅子、杖、スロープ、手すりなど)
- 食事に関するもの(食事台、先割れスプーンなど)
- 寝具に関するもの(電動ベッド、パッドなど)
- 衣類に関するもの(ボタンの代わりにマジックテープを利用したシャツなど)
- 日用品に関するもの(介護用歯ブラシなど)
介護用品の選び方
上記で紹介した「入浴」に関する介護用品を例にとって説明していきます。
入浴に関する介護用品の選び方
まず理解して欲しいのが、入浴は高齢者や介護を受ける方にとっては非常に危険な場所であるという事です。実際に季節の問題もありますが、室内と室外の温度差による事故、お風呂場での転倒事故、不慮の溺死及び溺水事故など、多くの事故が入浴場所によって引き起こされています。それに入浴となりますと無防備な状態になっている人がほとんどですので骨折や打撲、さらには命に危険を及ぼすような事故が発生している事も現実に起こっています。
そんな中で少しでも事故に合う確率を低下させるには以下のような商品が存在しています。
浴槽内いす
こちらは浴槽への出入りを安全にするための介護用品です。浴槽に沈めて利用することによって立ち座りという動作をサポートします。
入浴用いす
安全にシャワーを利用することができる介護用品です。介助者の負担も実際に軽減される介護用品となります。
入浴台
座った状態のまま浴槽への出入りをサポートしてくれる介護用品です。
入浴グリップ
手すりとなっており、入浴者の動作を安定してくれる介護用品です。転倒の防止に役立ちます。
滑り止めマット
滑りにくい素材を利用し、浴槽の洗い場などに敷く介護用品です。転倒事故を防止してくれます。
このように様々な介護用品があります。実際に介護を受ける方の状態に応じて、今現在何が必要なのか、そういう介護用品を用意することが重要です。