リハビリテーション病院(リハビリ病院)とは
リハビリテーション病院(リハビリ病院)とは

老人ホーム・介護施設・介護サービスの種類


リハビリテーション病院(リハビリ病院)とは

あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、「リハビリ病院」は厳密には回復期リハビリテーション病院と言います。このリハビリ病院を説明する前に少し身体の状態について説明します。

まず、脳血管障害や骨折の手術などによって、急性期で治療を受けた後に、病状が安定し始めた時期、つまり発症から1~2ヶ月後の状態を「回復期」と言います。この「回復期」に集中的なリハビリテーションを行なうことで低下した能力を再び獲得するための病院を回復期リハビリテーション病院と言います。

リハビリテーション病院(リハビリ病院)のサービス

各病院によって若干の違いはありますが、基本的には下記のサービスを行います。基本的に対象者の利用者に対して、昨日の回復や日常生活において必要な動作について改善を図ります。これによって寝たきりの防止が可能となり、社会や家庭への復帰を目指して行きます。

また、利用者ごとにリハビリテーションのプログラムを設け、医師や看護師、理学療法士、作業療法士などが共同で集中的なリハビリテーションを提供していくサービスとなります。

リハビリテーション病院(リハビリ病院)の対象利用者とその期間

リハビリテーション病院(リハビリ病院)では、入院可能な条件が厚生労働省によって定められています。どんな疾患でどのような状態なのかは専門的な判断が必要となり、発症からの日数は最長2ヶ月以内。入院期間は最長で180日と決められています。

入院可能な発症からの日数

  • 脳血管疾患( 脳梗塞・脳出血・くも膜下出血等)の発症、または手術後2ヶ月以内
  • 大腿骨・骨盤・脊椎・股関節・膝関節の骨折、または手術後2ヶ月以内
  • 外科手術や肺炎等の治療時の安静により生じた筋力等の低下がみられる状態で、発症後、または手術後2ヶ月以内
  • 大腿骨・骨盤・脊椎・股関節・膝関節の神経・筋・靱帯損傷後1ヶ月以内

リハビリテーション病院(リハビリ病院)のメリット

メリット

具体的にリハビリテーション病院(リハビリ病院)を利用するメリットは関わるスタッフの職種が非常に多い事が挙げられます。実際に関わっているスタッフ職種は以下の通りです。

  • 「医師」
  • 「看護師」
  • 「栄養士」
  • 「理学療法士」
  • 「作業療法士」
  • 「言語聴覚士」
  • 「看護補助者」
  • 「ソーシャルワーカー」
  • 「薬剤師」

このように様々な役割を持ったスタッフが専門的な見解を元にアプローチするので、回復期という大切な時期にリハビリテーションをする事で、限りなく元の生活に戻そうという目的を持っています。