デイケア（通所リハビリテーション）とは

デイケアは、利用者が日中に一定時間施設を利用するという点は、デイサービスと同じなのですが、その利用の目的がデイサービスとは異なります。デイケアは、利用者が「リハビリテーションをうけること」が目的となっており、身体的な機能の回復に重きを置いたサービスです。ただ、デイサービスで行われているような生活サポートの支援についても受ける事が可能なところは非常に多くあります。主な目的としてリハビリテーションを掲げているサービスとなります。

デイケア（通所リハビリテーション）のサービス

デイケア（通所リハビリテーション）とデイサービスが混同してしまうのは、リハビリテーションと機能訓練が同じようなサービスである認識を持ってしまうためとなります。身体の機能を回復させるためのリハビリテーションや機能訓練には、実は大きな違いがあります。

機能訓練とリハビリテーションは、どちらも身体機能の回復・向上を目的としたものですが、リハビリテーションをうけるには、事前に医師の指導をうけておく事が必要となります。また、実際にリハビリテーションをうける際にも、作業療法士や理学療法士、看護師といった特定の資格を有したスタッフに指導をしてもらう必要があります。これに対して機能訓練は、医師の指導などは必要なく、一般的な介護スタッフの補助だけでうけることができます。つまり専門的なアプローチによってリハビリテーションを行うサービスがデイケアとなります。当然ながら、専門的なサービスとなりますので、デイケアではリハビリ専用の部屋や設備が用意されているなど、より専門的なサービスをうけることが可能です。

デイケア（通所リハビリテーション）のメリット・デメリット

デイケア（通所リハビリテーション）の利用を検討する際にはメリットとデメリットを理解する必要があります。こちらではメリット・デメリットについて紹介します。

メリット

やはり専門的なリハビリテーション機器の充実、専門的な設備の充実が挙げられます。リハビリを専門的に行うのと、何となくするのでは機能回復に大きな違いが出てきます。しっかりとした知識を持つ方に対応をしてもらえるのはメリットです。

また、デイサービスにて受ける事ができる生活サポートも受ける事ができるのは大きなメリットだと思います。

デメリット

デイサービス（通所介護）よりも費用負担が大きくなってしまう点です。また、デイサービス（通所介護）の「食事」や「入浴」のようなサポートを受けようとした際にデイサービスよりはサービス品質が低下する懸念はあります。目的がリハビリテーションのため、致し方ない部分ではありますが、念頭に置いておくと良いでしょう。

デイケア（通所リハビリテーション）の費用

デイケア（通所リハビリテーション）はどのような費用体系になっているのか事前に知る必要があります。

利用費用/1回

デイサービス（通所介護）の費用は介護施設の規模と要介護度に応じて利用金額が変動します。下記に点数をまとめました。

（点数あたりの金額は地域によってことなりますのでこちらになります。）