特別養護老人ホーム（特養）とは

特別養護老人ホーム（特養）は要介護3-5の高齢者が生活サポートや介護サービスを受け、最後まで安心して入居できる施設となっています。特別養護老人ホーム（特養）の運営は地方自治体や社会福祉法人が運営しているので、公的な老人ホームとなります。

特別養護老人ホーム（特養）のサービス

特別養護老人ホーム（特養）は公的施設が運営をしていますので、入居に関わる費用が非常に安くなるというのが大きな特徴ではないでしょうか。また、寝たきりや認知症などで常時介護が必要になってしまうことや、自宅での生活が難しい高齢者が入居するための施設となっています。食事や入浴、排泄といった生活のサポートや介護サービスを24時間にわたって受ける事が可能です。

特別養護老人ホーム（特養）のメリット・デメリット

特別養護老人ホーム（特養）の入居を検討する際にはメリットとデメリットを理解する必要があります。こちらではメリット・デメリットについて紹介します。

メリット

特別養護老人ホーム（特養）のメリットは入居時にかかる費用が不要であるという点です。有料老人ホームで数百万円の入居一時金が必要になることを考えると特別養護老人ホーム（特養）の入居一時金がかからないというのは大きなメリットになります。

また、今までの有料老人ホームやケアハウス、グループホームの紹介とは違い、介護度が高くなってしまっても、手厚い介護サービスが受けられるのもメリットです。ただし、要介護3以上の高齢者が入居の対象になっています。

デメリット

入所の難易度が非常に高いため、待機期間は1年以上もの時間を要するとも言われています。また、どうしても介護サービスに特色が出てしまうので、レクリエーションなどはあまり充実していないという声もあがっています。

特別養護老人ホーム（特養）の費用

先ほどもお伝えした通り、特別養護老人ホーム（特養）の入居費用は無料となっています。では月額費用はどうなっているのか見ていきましょう。

月額費用

「介護サービス費」、「住居・管理費」、「食費」、「日常生活費」の4項目となります。こちらでいうと住宅型の有料老人ホームと同じような構成となります。特別養護老人ホーム（特養）に当たっては月額費用も10万円程度で済むと言われています。さらに所得が少ない方は住居費用や食費の減免を受けることも可能です。