終末期の医療費について
高齢者の病気・症状
終末期の医療費について
人の命は無限ではありません。いつかその人の人生には終わりが訪れてしまいます。これはすべての人にとって平等であり、終わりが訪れない人などいないのです。しかしながら、皆さんあまりイメージ出来ていないのは終末期における医療費はどれくらいかかるのだろうかという点だと思います。最近では終活やエンディングノートなどが注目をされていますが、それもまだまだ一部の話となります。多くの人は人生の終わりに医療処置を受けている事が多いので、この終末期の医療費について確認しましょう。
医療費の負担はどうなっているの
医療費の自己負担金額の割合は決まっているのはご存知でしょうか。後期高齢者医療制度によって、75歳以上の高齢者の窓口医療費負担は1割と決まっています。これが決まっているとどうなるかというと終末期医療についても同じ事が言えます。
確かに手術代を伴う入院であれば多くの金銭が発生してしまうなどと不安を持つ方もいらっしゃると思います。しかしながら、本人の1割負担の他に決まっていることとして、1ヶ月の上限として4万4400円が決められているのです。つまり上限費用としてその金額を超えてくることはまずありません。
ただ気をつけないといけないのは、上記はあくまで医療費に対しての規定となります。入院に伴う部屋代や寝具代などは別の費用計算となりますのでその点を加味するともう少し大きな金額になります。
このような終末期のことを記載すると不謹慎だと思われる方もいると思いますが、実際に終末期に心配がないようにきちんと物事を確認しておく事が必要となります。あれをやっておけば良かったと後悔しないように、終末期の情報は事前に把握するようにしましょう。