はちみつが認知症予防につながる?
はちみつが認知症予防につながる?

認知症の全知識

認知症は介護を受ける必要があり、出来ることなら認知症を予防したいものです。現在はそういった研究が世界的に行われており、予防に効果のある食品が解明されています。そのなかでも特に効果があると注目を浴びているがはちみつです。こちらでははちみつと認知症の関係について解説しましょう。

認知症の原因とLPS

まずは認知症の原因から探っていきましょう。認知症予防は現代人のテーマとなっており、現在はさまざまな機関で原因が研究されています。そういった機関のひとつに、イギリスのセントラル・ランカシャー大学の研究チームがあります。こちらの研究チームの最新研究結果によりますと、LPSが認知症の原因になっていると考えられています。このLPSのメカニズムを知ることこそが認知症予防の鍵となりそうです。

LPSとは体内の常在菌が排出する毒素のひとつで、さまざまな原因によってLPSが体内に増加してしまうのです。そして、LPSによって脳細胞などの細胞が炎症を起こしてしまい、脳細胞が死滅してしまいます。脳細胞が死滅することで認知症になってしまうので、認知症の原因がLPSであるという説が広まっています。

そのため、認知症予防をするのであれば、「いかにしてLPSを防ぐか」という部分が重要と言えるでしょう。現在の研究でははちみつによってLPSの増加を予防出来ることが分かっているので、認知症を防ぐにははちみつを摂取してください。

口臭で認知症がわかる?

体内のLPSが増加することで脳細胞が炎症し、これによって脳細胞が死滅して認知症になってしまいます。高齢者は自分の体内にどれだけのLPSがあるのか気になるものですが、どのようにしたらLPSの増加を知ることが出来るのでしょうか。

実はLPSが増加してしまうと人間は口臭がきつくなるという研究結果が出ているのです。そのため、認知症を予防したいのであれば口臭のチェックをしましょう。そして、口臭がきつくなったように感じたら、LPSが増加して認知症の可能性が高まっていると考えてください。

歯周病や体内の悪玉菌が増加するとLPSが増加しやすくなり、これによって認知症が引き起こされてしまうのです。そのため、日頃から口内のケアをするようにしてください。高齢者は歯茎が弱くなってしまい、歯周病によって歯が抜けることもあるのです。歯が抜けてしまうと噛み合わせが悪くなり、栄養の摂取にも問題が起こってしまいます。そのため、そういった意味でも口内のケアをしましょう。

はちみつと認知症の関係

LPSの増加が原因となって認知症が引き起こされてしまいますが、はちみつによってLPSの増加を防ぐことが出来るのです、はちみつにはフラボノイドが含まれており、フラボノイドには抗菌作用を持っています。これによってLPSによる脳細胞の炎症を防ぐことが出来るのです。

また、健康食品の原料としてプロポリスがありますが、プロポリスはミツバチが作り出す天然の抗菌物質です。はちみつにはプロポリスが含まれており、これは認知症予防だけでなくインフルエンザや花粉症にも効果を発揮します。そのため、現代人にとってはちみつは見逃せない食材のひとつと言えるでしょう。さらに、はちみつはどこでも安価に手に入るというメリットもありますので、手軽に摂取出来ます。高齢者は積極的にはちみつを摂りましょう。

認知症の研究が進んでいますが、現在の研究ではLPSの増加によって脳細胞が死滅して認知症が起こると考えられています。このLPSの増加を防ぐことがポイントですが、そのためにははちみつが効果的です。はちみつに含まれるフラボノイドやプロポリスが脳細胞の炎症を防ぎ、認知症予防に繋がります。そのため、高齢者ははちみつを摂るようにしてください。