一人暮らしの認知症予防とは?

認知症の全知識

高齢者が一人暮らしをしていると、認知症になりやすくなります。一人暮らしで認知症になってしまうと、ガスの火を消し忘れて火事になったり、水を出しっぱなしにして近所に迷惑をかけてしまったりします。そうならないためには、認知症を予防することが大切です。一人暮らしの高齢者が、認知症にならないための予防方法や症状に気づいたときの対処法をご紹介します。

家に閉じこもらない

認知症の予防として重要なのは、脳の活性化を図ることです。一人暮らしの場合は、他人の会話や人と接する機会が減るため、脳への刺激が少なくなります。また、体力がなくなることで外に出る機会が減り、家で一日中テレビを観ている日が続くと、認知症が進行しやすくなります。

筋力の低下を防ぐためには、毎日散歩をしたり買い物に出かけたりして外に出るようにしましょう。外に出て景色や街の様子を見るだけでも、脳への刺激になります。また、知り合いと会話をすることも大切です。

ボランティア活動に参加したり、サークル活動などに参加したりすることもおすすめです。計画や予定を立てて行動することも、認知症の予防になります。また、人と接することで認知症予防にもつながります。

できないことが増えたら病院を受診する

家族で暮らしているのであれば、言動がおかしかったり何度も同じことを言ったりすることで、家族が認知症の症状に気づくこともあります。しかし、一人暮らしではそのような発見は期待できません。認知症の症状が進行すると、暴言を吐いて近所の人とトラブルを起こしたり、お金の管理ができなくなったりします。また、トラブルにも巻き込まれやすくなります。そうなる前に早めの対処が必要です。

洗濯や料理といった、いつもしていることができなくなった場合は、認知症の初期症状が出ている可能性があります。頻繁な物忘れや家に帰れなくなる症状もあるようです。加えて、物の名前が出てこなかったり、以前興味のあったものに関心がなくなったりした場合は、早めに病院へ受診するとよいでしょう。

近所の人も気を付けておく

高齢者が一人暮らしをしている場合は、認知症の発見が遅れる傾向にあります。認知症に気づかないまま事故やトラブルに巻き込まれると大変です。周囲に一人暮らしの高齢者がいる場合は、気にかけておくといいでしょう。

気にかけるときは、あからさまに「認知症なのでは?」と問いかけたり、病院に行くことを押し付けがましく勧めたりすると、機嫌を損ねる可能性があります。まずは相手のプライドを傷つけずに、見守るようにしましょう。何か気になることがあれば、家族が来たときに何気なく伝えてあげるとよいでしょう。

困ったときは民生委員を頼ろう

他人から見て認知症の症状が出ている場合でも、本人は気づいていないケースがあります。また、周りもそのままにしていることがあるようです。しかし、認知症が原因で問題を起こしている場合は、本人のためにもよくありません。そのようなときには、家族に連絡をするか民生委員へ連絡をするようにしてください。

民生委員へ連絡をすれば、地域包括支援センターから訪問に来て、家族へ連絡するといった適切な対処をしてくれます。

高齢になれば、誰でも認知症のリスクは高くなります。認知症の症状が進めば、事故やケガをしたり、他人に迷惑をかけたりすることもあります。認知症を防ぐためには、できるだけ自分で認知症の予防をしましょう。一人暮らしの場合は、家の中に閉じこもらずに、外に出て積極的にコミュニケーションを取るようにしましょう。もし認知症の症状があれば、早めに病院に行って診察を受けることで、対処法をアドバイスしてもらえます。