介護療養型医療施設とは

介護療養型医療施設は、介護サービスを提供しているほとんどが「医療法人」に運営になっています。これは簡単に言うと病院だと思って下さい。例えば、脳血管疾患や心臓疾患などを持っており、病状は安定しているものの、長期の療養が必要な高齢者が暮らす施設です。

その証拠として求められる入居の条件として要介護1以上の65歳以上であるのに対し、実際に入居されている方は要介護4以上の方が多いと言われています。それは医療ケアが必要な重度の要介護者が優先的に入所できる仕組みが構築されているからとなります。

介護療養型医療施設の特徴

医療法人が運営している医療施設なので、医療ケアはあらゆる高齢者向けの住まいの中で最も充実していると言えるのではないでしょうか。
また、介護療養病床の居室は4人で1部屋の「相部屋（多床室）」が基本担っています。中には個室もありますが、重度の認知症の方や感染症に罹患している方など、他の入所者との生活に支障がある方のために利用されるケースが多いようです。

介護療養型医療施設の費用

介護療養型医療施設は、公的な介護福祉施設なので、入所費用はほとんどの場合において、安く抑えられます。入所一時金は不要となっています。さらに、費用の負担軽減措置が設けられており、年金などの所得が少ない方は住居費や食費の減免受けることができます。

【入居一時金】：必要なし
【月額利用料】：80,000円から150,000円前後

介護療養型医療施設のメリット・デメリット

介護療養型医療施設のメリットの一つとしては、医師・看護職員が常勤しているため、医療依存度が高くても安心できると言うところではないでしょうか。また、長期入所、ターミナルケア、看取りにも対応しているのも大きなメリットと言えると思います。公的施設のため、入居時費用は無料であり、月額費用も低くおさえられる事もメリットの一つですね。

デメリットについては入所するための難易度が高く、待機期間がある場合がほとんどであると言う事が挙げられるのではないでしょうか。また、個室にある事はほとんどなく、多床室で生活する事になります。医療介護が実態であるため、団欒ができると言うわけではありません。