介護施設・老人ホームのプライバシーはどうなの?プライバシー保護について

老人ホーム・介護施設の選び方

介護施設や老人ホームには、自分以外にもたくさんの入居者が存在しています。

新しくオープンした介護施設や老人ホームでも、入居タイミングが同じ人がいれば当然考えることといえば「プライバシー問題」について。
入居希望者本人はもちろん、ご家族にとってもプライバシーに関わる問題について不安があるのは当然です。

今回は、介護施設や老人ホームのプライバシー保護について紹介していきます。

介護施設・老人ホームのプライバシーって守られている?

各介護施設や老人ホームにもよりますが、設備が整った施設ならプライバシーに配慮した生活スペースは確保されています。
施設側はプライバシー保護に関して、厚生労働省の医療や介護関係事業者から徹底するよう義務が設けられています。

  • 着替えやオムツ交換の際に、ベッド周りのカーテンを開けたままにしない
  • 介助の内容を口外しない
  • 職員同士、または他の入居者に嘘や陰口を言わないことなど

プライバシー保護に関しては、各施設に入居する前の契約書にも記載があります。

介護施設職員もプライバシーを厳守している

上記でも触れましたが、介護職員も入居者に対してプライバシーを厳守する義務があります。
これは介護福祉法という要は守秘義務が働いており、正当な理由もなく知り得た情報を他言してはいけないのです。
どうしても職員同士で場共有をしておきたい場合は、あらかじめ入居者本人に確認を取ってから共有しています。

相部屋では入居者同士のプライバシーの問題を感じる人も

施設によっては全部屋個室のところもあれば、何人かの相部屋を採用しているところも存在しています。

相部屋=入居者同士のプライバシーが守られないと感じる人も少なくありません。

相部屋にもメリットがありますが、介護の様子を見られるのが恥ずかしいなどと感じるようであれば、個室を採用している介護施設や老人ホームを選びましょう。

個室なら心理的な負担が軽減されることも

共有スペースはもちろん、相部屋でも人の目があります。
ゆっくり1人の時間が欲しいと感じる人からしてみれば、やや心理的負担がかかるもの。
ですが個室を設けている施設を選べば、多少なりとも心理的負担の軽減は期待できます。
誰とも顔を合わすことなく1日を終える完全なプライベート空間は存在していませんが、実際にプライベートを気にして個室を選ぶ人も少なくありません。

まとめ

基本的に介護施設や老人ホームを利用する場合、入居者が心配せずとも施設側がプライバシーを保護することは当たり前です。
ただし、個室の利用は負担金額がやや大きくなるので、施設利用前に『カイフクナビ』などを使ってじっくりと検討することをおすすめします。