サービス付き高齢者向け住宅の選び方
老人ホーム・介護施設の選び方
サービス付き高齢者向け住宅の選び方
サービス付高齢者向け住宅は高齢者が安心して生活ができるように、「見守り」や「生活相談」というサービスの提供が義務付けられている賃貸住宅のことを指しています。対象となるのは、まだ介護が必要ではない比較的元気な高齢者を対象としている施設となるのですが、入居を検討する際には事前に未来の事をイメージして下記のようなポイントを事前に調べておく必要があります。
事前に確認をした方が良いポイント
- ・食事サービスの有無
- サービス付き高齢者向け住宅は施設によって、食事のサービスは全く異なって居ます。というのも、食事をした分だけ実費を支払う施設であったり、自分で食材を購入して自炊をする施設があったりと、食事に対するルールは一律ではありません。実際に今現在自炊を出来る健康さがあったとしても未来的に自炊が難しくなる事もありますので、食事のサービスを提供して居るかどうかは事前に確認をしておく必要があるでしょう。
- ・介護事業者やデイサービスの併設がされているかどうか
- サービス付き高齢者向け住宅は、基本的には元気な高齢者を対象にして居ます。そのため、未来的に介護事業者やデイサービスなどの利用が必要になってしまう例もあります。そのため、介護事業やデイサービスが施設に併設されて居るサービス付き高齢者向け住宅を選んでおくと安心です。
- ・24時間の介護・看護対応サービスの有無
- 入居をした後の事を考えると、24時間にわたってきちんとした介護や看護のサービスを受けることができるかどうかは非常に重要な問題です。今現在は元気であったとしても体調を崩してしまう事は想定できますので、安心のために24時間の介護・看護サービスがある施設を選ぶに越した事はありません。
- ・「特定施設入居者生活介護」に指定されているかどうか
- 現在調べている施設が「特定施設入居者生活介護」の指定を受けて居るかどうかは確認をした方が良いポイントです。なぜこの点を調べるかというと、「特定施設入居者生活介護」の指定を受けて居る施設は介護保険の給付対象となります。
- ・認知症の患者に対応しているかどうか
- 近年のサービス付き高齢者向け住宅では認知症患者様への対応をしている施設が増加してきて居ます。
自分が実際に生活するという事を考えて選びましょう
高齢者の身体機能は徐々にではありますが、間違いなく低下していってしまいます。今現在できることであっても、未来的にはその行為自体ができなくなってしまう事は十分に考えられます。そのため、入居を検討して居る施設は出来るだけ対応範囲が広く、様々な事に柔軟に対応できる施設である事が望ましいです。
未来的にどのようにどうするか、ご自身のライフプランを考え、選定する事が重要です。