老人ホーム・介護施設の費用・料金
老人ホームという言葉はよく耳にすると思います。今回はその言葉をしっかりと定義した「有料老人ホーム」について説明をしていきます。
有料老人ホームとは
有料老人ホームは、「入居する人に対して介護サービスを提供することによって、心身ともに快適に過ごしてもらう事」を目的としています。 その有料老人ホームの中でも細かく分けると3つの種類に分かれていますので、その3つについてご紹介をします。
介護付有料老人ホーム
こちらは介護を必要としている入居者を対象とした施設になります。「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた有料老人ホームとなります。特徴としては「介護付」という基準は老人福祉法の定める介護、看護職員、機能訓練指導員、常勤管理者などによる人員基準や居室の広さ、車椅子を利用する上での移動可能な空間に関するバリアフリー設備、他にも職員の勤務体制など運営していく上で基準を満たしていないとこの名前を得る事はできません。
住宅型有料老人ホーム
介護を必要としている人が入るわけではなく、介護をしなくても良い健康な人も入れる、両者が共存している施設となります。食事などの一般的なサービス自体は提供されていますが、「介護付有料老人ホーム」とは違い、施設に常駐で介護スタッフがいる事はありません。介護自体は外部の介護サービスを利用する施設となります。
健康型有料老人ホーム
読んで名前の通りなのですが、自立している高齢者を対象とした元気で過ごしている方に入居して頂くための施設となります。健康型という名前だけ合って、介護が必要になってしまった時には退去をする必要があります。
有料老人ホームにかかる費用
有料老人ホームに入るとなった時に、上記のどの施設に入るかという分類もあるのですが、大枠で言いますと下記の項目はかかってきます。
入居一時金
このように書くと少し理解しにくい部分があるかと思いますが、一時金とついているだけで、入居に必要な費用だとお考え頂ければ良いと思います。厳密に言いますと、老人ホームで一生涯暮らす権利を得るために支払う、前払い家賃(利用権方式の場合)」のことをさしています。 実際この入居金はその施設によってまちまちで、数百万円から数千万円などというところも多く存在しています。目安としては300万円程度と覚えておけば良いと思います。
月額利用料
こちらは「家賃」や「管理費用」「食費」「水道光熱費」などと考えて頂ければ良いです。当然ながら、施設によってこちらも変動します。目安としては10万円から40万円程度が一つの目安となります。