用語集

フォーマルケア
公的機関や専門職による、制度に基づくサービスや 支援のこと。フォーマルサービス。介護保険サービスはフォーマルケアに位置づけられる。対して、家族や友人、地域住民、ボランティアなどが行う非公式な援助をインフォーマルケアという。
福祉機器
「福祉用具」を参照
福祉車両
障害者や高齢者が乗り降りしやすく、また運転しやすく設計された車。自治体によって自動車取得税などが減免されることがある。
福祉用具
車椅子や補聴器など、障害者、高齢者、傷病者が日常生活を円滑に送ることや機能訓練を行うために用いる用具の総称。福祉機器ともいう。
福祉用具専門相談員(フクシヨウグセンモンソウダンイン)
介護保険法に基づく福祉用具貸与事業および特定福祉用具販売事業において、福祉用具の専門的知識を有し、利用者に適した用具の選定に関する相談を担当する者。事業所ごとに2人以上福祉用具専門相談員を置くこととされている。専門相談員は保健師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、義肢装具士、介護職員基礎研修修了者、訪問介護員養成研修1級・2級修了者、または指定講習(福祉用具専門相談員研修)修了者でなければならない。
福祉用具貸与
介護保険制度を使って、自宅での生活に必要な福祉用具をレンタルできるサービス。対象品目は、附属品を含む車椅子と特殊寝台(電動ベッド)、床ずれ防止用具、工事を伴わない手すり、体位変換器、スロープ、歩行器、歩行補助杖、徘徊感知機器、移動用リフト、自動排泄処理装置。要介護度によって利用制限がある。
普通徴収(フツウチョウシュウ)
介護保険の第1号保険料の徴収方法の一つ。第1号被保険者のうち一定額(年額18万円)に満たない老齢年金等の受給者については、特別徴収によることが不可能あるいは不適当であることから、市区町村が直接、納入通知書を送付し、介護保険料の納付を求める方式。市区町村の窓口やコンビニエンスストアなどで支払う。(→特別徴収)
不服審査
「不服申し立て」を参照
不服申し立て
介護保険の認定審査過程や認定結果に不満がある場合、認定通知日より60日以内なら、都道府県に設置された介護保険審査会に行政不服審査請求を行い、調査してもらうことができる。
プライマリケア
身近にあり、基本的な医療の診断や相談に乗ってくれる、患者にとっては最初の窓口となる医療のこと。多くは地域のクリニックなどのかかりつけ医による医療を指す。
ふれあい・いきいきサロン
地域住民によるつながりづくりのきっかけの場。外出機会の少ない高齢者や障害者、子育て中の人など、地域に住む誰もが参加できる居場所づくりや交流の場として、全国社会福祉協議会が提唱した。
フレイル
高齢者の筋力や活動が低下している状態のこと。虚弱状態。「活動」には移動、運動能力、認知機能、栄養状態、持久力、日常生活の活動性など広範な要素が含まれている。フレイルになっても、機能訓練など専門的なサービスを受けることによって、再び健常な状態に戻る可能性があるとされる。