用語集

特定施設
有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)などにおいて、介護保険の居宅サービスのひとつである特定施設入居者生活介護の指定を受けた施設。食事や入浴などの日常生活上の支援や、機能訓練などを施設内の職員が提供する。
特定施設入居者生活介護
有料老人ホームなどの特定施設に入居している要介護者に対し、施設内において介護サービス計画に基づいて提供される介護サービスのこと。入浴や排泄などの日常生活のケアや機能訓練、療養上の世話などがある。
特定非営利活動促進法(トクテイヒエイリカツドウソクシンホウ)
ボランティア活動をはじめとする自由な社会貢献活動としての特定非営利活動の健全な発展を促進し、公益の増進に寄与することを目的として、1998(平成10)年に成立した法律で、「NPO法」とも呼ばれる。なお、NPOは、Non Profit Organizationの略語である。
特定非営利活動法人(トクテイヒエイリカツドウホウジン)
ボランティア団体など特定非営利活動を行う団体は、一定の要件を満たせば、特定非営利活動促進法による法人格を取得することができ、団体としての財産保有や福祉サービスへの参入などが可能になる。なお、同法により認証された法人を特定非営利活動法人(NPO法人)という。介護保険制度下のサービスを提供しているNPO法人もある。
特定福祉用具
在宅(居宅)サービスのひとつ。福祉用具は原則レンタルだが、腰掛け便座や入浴補助用具などの特定福祉用具は購入することができ、制限内であれば購入費の支給が受けられる。
特別徴収(トクベツチョウシュウ)
介護保険第1号保険料の徴収方法の一つ。第1号被保険者が一定額(年額18万円)以上の公的な老齢年金等を受給している場合には、年金保険者が年金を支給する際に年金から保険料を天引きし、市町村に納入する仕組み。(→普通徴収)
特別養護老人ホーム(特養)
原則として、自宅での介護が困難な要介護3以上の重度の人を対象とした公的施設。入居一時金が不要で費用も比較的安価なことから、待機者が多い。特別養護老人ホーム(特養)は老人福祉法上の呼称で、介護保険制度では介護老人福祉施設という。
床ずれ
医学用語では褥瘡と呼ばれる。寝たきりや身体麻痺などで自力で体位変換ができずに、同一部位が長時間圧迫されて血行不良がおこり、その部分の皮膚組織が酸素や栄養不足となって、組織の障害や壊死がおきた状態のこと。
独居老人
ひとり暮らし高齢者を指すことが多い。仕事や身寄りがなく、社会的に孤立している場合、問題ケースとして支援が必要と判断されることもある。