用語集

IADL(手段的日常生活動作)
Instrumental Activity of Daily Livingの略。ADL(日常生活動作)が食事、排泄、入浴など日常生活の基本的な動作を指すのに対し、IADLは買物、電話、金銭管理などの複雑な動作を行う能力を指す。
ICIDH
「国際障害分類」を参照
ICF(アイシーエフ)
国際生活機能分類
アウトリーチ
支援が必要であるにもかかわらず、その手が届かなかったり、外部とのかかわりを無視・拒否する人に対して、行政や福祉事業所などのソーシャルワーカーが根気よく働きかけ、サービスの利用を実現させる取り組みのこと。
アカウンタビリティ
説明責任。サービス提供事業者は、利用者に対して、サービス内容などを事前に説明する責任があること。
アクセスフリー
公共施設などの建築物で、車椅子用のスロープや手すり設置など、身体障害者や高齢者に配慮した設計を行っていること。
アクティビティ
ゲームなどのレクリエーション、体操などを中心とした運動、塗り絵などの趣味活動を通じて、日常生活の中に楽しみを取り入れながら心身の活性化につなげるための活動全般のこと。
アセスメント
「事前評価」を参照
圧迫骨折
転倒、しりもちなどが原因で骨に対して縦方向に強い圧力がかかったときに、骨がつぶれるような形で折れる骨折のこと。骨粗しょう症の基礎疾患があると、微力な力が加わっただけで脊椎圧迫骨折を発症するリスクが高まる。
アドボカシー
権利擁護の意。おもに自ら意思を表明できない寝たきりの人や認知症高齢者の代理人としてニーズや権利を代弁すること。
アルツハイマー病
アルツハイマー型認知症。認知症の原因疾患のなかで最も多いとされる。軽度から重度までゆっくりと進行し、記憶障害などの中核症状のほか、物とられ妄想など、多様な周辺症状(行動・心理症状)が現れることがある。
安否確認
独り暮らし高齢者などの生存や安全を確かめること。見守り。新聞配達員、郵便配達員、飲料水販売員など民間事業者や民生委員と協働し、地域ぐるみで高齢者の安否確認を行う仕組みづくりを進める自治体が増えている。
安楽死
末期癌などで治療不可能かつ苦痛が強いと診断された患者が希望した場合に、薬物投与などで死期を早めたり(積極的)、延命治療を行わずに(消極的)死に至らしめる行為。日本では積極的安楽死は刑事罰の対象。