2050年の地球環境のために。大阪府 環境農林水産部 エネルギー政策課 温暖化対策グループ・樫内(かしうち)仁さん

「それU.K.!! ミライbridge」 後半は、 大阪・難波にあるFM大阪の中に、日曜日のこの時間にだけ新たにオープンすることになった新コーナー「OSAKA NOW & FUTURE」。

毎月1回大阪府の職員の方をお招きして、大阪の今、そして未来についてお話を伺うコーナーです。

第8回目のゲストは、大阪府 環境農林水産部 エネルギー政策課 温暖化対策グループ・樫内(かしうち)仁さん。

お茶の間のアイドルU.K.さん(Uちゃん)と、エリーナ秘書がお届けします!

温暖化対策実行計画って!?

大阪府の環境農林水産部 エネルギー政策課 温暖化対策グループでお仕事をされる樫内さん。

そんな業務をする部署なのでしょうか?

樫内さん「私は今、温暖化対策に関するお仕事をしています。具体的に言うと、大阪府内で電気とかエネルギーをしている事業所さんに提出してもらう温暖化対策防止条例というものがあるんですけど、その報告書の審査であったり、大阪府温暖化対策実行計画があるのでそれに基づいて仕事をしています」

簡単に言いますと、工場とかオフィスとかもそうなんですが、こうやって電気がついているところをどんどん省エネとか新しい再生可能エネルギーとかを導入していくために推進していく活動をしています。

たとえば普通の電球をLEDにしようとか、ソーラーを入れようとかそういうことを推進されているんでしょうか?

まさにそうです。

誰でも今日から始められるエコ活動

今大阪府では「2050年にゼロカーボンを目指してみんなで行動を起こしましょう」という取り組みを行っているそうですが、ゼロカーボンとは一体何なのでしょうか?

樫内さん「地球温暖化防止のために、省エネであったり再生可能エネルギーを活用することによって二酸化炭素などの温室効果ガスを減らしていって、それに加えて森林整備などによって木からいっぱいCO2を吸収してもらうことによって、実質CO2の排出量をゼロにするっていうような考え方です」

もしこのまま気温が上昇していくと、将来的に4℃も上がり、猛暑日は55日ほど増えることになってしますそうです。

現時点ではまだまだ課題はあるものの、達成に向けて大阪府も頑張って活動している段階だとおっしゃいます。

ゼロカーボンに向けて、特に2050年までの30年が重要とのことなんですけども、具体的には大阪府としてはどのような活動に取り組んでおられますか?

太陽光発電のような再生可能エネルギーの設置促進や、ゼブと言われる電気自動車や燃料電気自動車といった電動車と言われるものを推進しています。

樫内さん「あとはプラスチックゴミの発生抑制であったり、今以上にきちんと分別をしていきましょうっていう取り組みをしています。もちろん私の今いる部署だけではなくて、大阪府庁の様々な部署と連携して取り組んでいきます」

電気をこまめに消したり、買い物に行った際にエコバッグを持って行ったりすることもエコ活動になりますね。

あと個人的にイチオシっていうのが宅配便を必ず一回で受けとることです。
不在票っていうのが入っていたりすると思うんですけど、配達の回数が増えるたびにその車からCO2が出ているっていう風に考えています。

なるほど!
あと、一番家に近いコンビニとか駅の前にだいたいボックスがあるじゃないですか?
最近だとAmazonボックスとか。
そこで荷物を受け取るっていうのを習慣化するのも良いんじゃないかなって思っているんです。

駅ってみんな使うじゃないですか?近くのコンビニも一日一回行ったりしますしね。
だからそこを活用するのはありですよね!

日常で簡単に始められることから少しずつやっていくことが大切ですね!

樫内さん「環境問題について考えると、先程おっしゃっていたように『何からしていいかわからない』というのが正直なところだと思います。僕自身もそうでした。でも買い物に行くときは必ずエコバッグを持っていくとか、料理を残さずきちんと食べるとか、できることはたくさんあります。ちょっとずつやっていって、僕達の将来の子ども世代のために一緒に取り組んでいけたらなと思います」

樫内さん、ありがとうございました!


大阪府|エネルギー政策課

YouTuberユニット「介護あかるくらぶ」

株式会社エースタイルの社員3人が結成したYouTuberユニット。介護あかるくらぶ(明るく×Love)として、介護にまつわる情報を発信。