ビジネスセンスを発揮してエンタメ界で名を残す!IMPRESS合同会社・代表社員 来條翼さんのミライ

U.K.こと楠雄二朗さん(Uちゃん)と、株式会社エースタイルの谷本吉紹社長(谷さん)がDJを務めるラジオ番組「それU.K.!! ミライbridge」。

前半は、関西で活躍しているビジネスマン、アスリート、有名人をピックアップし、その方のイマまでの歩み、そして、ミライについてお話を伺うミライ・リーダーのコーナー。

第185回も、IMPRESS合同会社・代表社員 来條翼さんをお招きしています!

繋がりたい人には積極的にアプローチ!

IMPRESS合同会社の代表として、ダンススクールの運営やミュージカル公演の企画などをされている来條さん。

来條さんはとてもユニークな方で、気になった方には自分から積極的にアプローチされているんですよね。そんな中、大阪の代表として谷さんにアプローチされたのはなぜですか?

僕が大阪出身なのでやっぱり大阪から盛り上げていきたいという思いがありまして、そうなると大阪にいらっしゃる『令和の虎』の方を巻き込むのは当然だろう、と思ってお声がけさせていただきました。

アプローチのきっかけは、『令和の虎』のオフ会だったそう。

谷さん「Zoomを使ったオフ会だったんですが、令和の虎のファンクラブに入っている方から関西支部の代表として話してほしいと言われたので僕も2時間ほど参加させていただいたんですが、やたら質問してくる人がいるなと。それが来條さんやったんですよ」

Uちゃん「どんな印象でしたか?」

谷さん「僕は自分が出ていない回の令和の虎もすべて見ているので、『来條さんって令和の虎の志願者の方だな』とまずすぐにわかりました。ほかにも、TwitterのDMなどを通してとにかくたくさん連絡を取ってくれる方やったんですよ。さらには、僕が開催しているクラウドファンディングの権利を2つも購入してくださったりしました」

来條さんはさまざまな方法で積極的にアプローチをして、気になっていた谷さんと繋がることに成功したそうです。

若干32歳にして9,000万円かかるミュージカル舞台を制作

Uちゃん「前回『えんとつ町のプペル』のミュージカル舞台を作られている話がありましたが、この作品を作るのにいくらかかっているんでしたっけ?

来條さん「9,000万円以上かかりますね」

谷さん「来條さんってまだ32歳でしたよね?」

Uちゃん「すごいですよね!どうやってそんなお金を調達したんですか?」

来條さん「まずはチケットを全部売ったり、補助金を利用したり、企業の方々にスポンサーになっていただいたりしました」

Uちゃん「この若さで9,000万円を集められるっていうのは、相当やり手ですよ!」

コロナ禍でミュージカル公演を決行しようっていうのは、すごい勇気のある決断だったと思います。

お客さんが300人入る会場なんですよね。1日何公演するんですか?

セットが大掛かりなので、実際にお客さんが入れるのは250人ぐらいですね。
公演数は1日1回だったり2回だったりがあるんですが、全部で19公演です。集客はすごく大変でした。

ビジネスセンスを兼ね備えたエンターテイナー

Uちゃん「来條さんは経営者としてのマインドもすごくあると思うんですが、元々エンターテイナーとして出演する側の方でしたよね。現在もエンターテイナーとして活躍しながらも、社長業に挑戦しようと思ったきっかけって何だったんですか?」

来條さん「ジャニーズ事務所にいた23歳の時の挫折ですかね。芸能界のビジネスモデルを考えた時に“僕はたぶん成功できないな”と思いました。逆に僕は、自分自身で好きなことをやった方がいいんじゃないかなと思ったんです」

芸能界とかミュージカルの世界って演者さんが多いじゃないですか?ビジネスセンスのある方ってそこまで多くない業界だと思うので、逆に言うとチャンスなんじゃないかなって思います。

おっしゃる通りだと思います。たとえば今、堀江貴文さんが主演・プロデュースでミュージカルをやられていますけど、経営者として手腕のある方がこちら側に来たらきっと全部持っていかれてしまうだろうな……と思っています。

Uちゃん「来條さんは結構ギャンブラーな感じがしますけど(笑)、勝算があるんですか?」

来條さん「ギャンブラーに見えるんですけど、実はちゃんと“これならいけるな”って思うものに手を出していますし、しっかりと設計してから動くやり方を取っています。あと大手とかは権利の問題などがすごく難しいですが、我々はそういうしがらみがないところで勝負をしているというのもありますね」

谷さん「公演ごとにメインスポンサーの会社の名前を自由に出すこともできるわけですよね。そのスポンサー料だけで、たとえばYouTubeにアップしてもいいよって言われてやれば、それに乗っかってくる企業もたくさんあると思うんです」

来條さん「本当におっしゃる通りです」

大阪で誰もが知っている舞台にしたい

今いろいろとチャレンジされている来條さんですが、最後に今後のビジョンを教えていただきました。

来條さん「いろいろあるんですけど、まずは今やっている『えんとつ町のプペル』を成功させたいですね。作者のキングコング西野さんの思いとしても“日本中でプペルの公演が行われれている状態を作りたい”っておっしゃっていたので、頑張りたいです。あと、『令和の虎』の岩井さんの人生を描いたミュージカルも作っていく予定なので、こちらも力を入れてやっていきたいです」

今大阪でいうと、USJ、劇団四季、なんばグランド花月っていうのが三強かなと思うんです。
僕が作る舞台がその次になれるぐらいの、誰もが知っている作品になれるように地道に頑張ってやっていきたいなと思っています。

2週にわたり、IMPRESS合同会社・代表社員 来條翼さんにお越しいただきました。
ありがとうございました!