ミュージカル版『えんとつ町のプペル』の舞台を作り上げた若手事業家。IMPRESS合同会社・代表社員 来條翼さんのイマまで

U.K.こと楠雄二朗さん(Uちゃん)と、株式会社エースタイルの谷本吉紹社長(谷さん)がDJを務めるラジオ番組「それU.K.!! ミライbridge」。

前半は、関西で活躍しているビジネスマン、アスリート、有名人をピックアップし、その方のイマまでの歩み、そして、ミライについてお話を伺うミライ・リーダーのコーナー。

第184回は、IMPRESS合同会社・代表社員 来條翼さんをお招きしています!

ミュージカルなどエンタメ事業で活躍する、令和の虎の志願者

どんな会社をされているんですか?

一言でいうとエンタメの会社で、ダンススクールの運営や公演を企画したり、ミュージカルを作ったりしています。

どんなミュージカルですか?

キングコング西野さんの『えんとつ町のプペル』っていう作品がありまして、現在はその作品の大阪公演を行っています。

大阪公演の権利を買われて、それをステージにされているっていうことですよね。

谷さん「YouTube番組『令和の虎』で私はお金を出す側の虎(審査員)として出演しているんですが、来城さんは志願者として出演された方なんです。『令和の虎』主催の岩井さんの人生をミュージカルにしたいっていう事業内容で志願されたんですよ」

Uちゃん「なんで岩井さんにフィーチャーしようと思われたんですか?」

来條さん「『人生はAll or Nothing』という岩井さんの書籍があるんですが、そこには岩井さんの人生が書かれているんです。本当に壮絶な人生というか、普通の人ではありえないような経験をされていて、ぜひ作品にしたいと思ったんです」

ジャニーズ事務所を辞めて、経営者の道へ

ミュージカルの事業をしていくにあたり令和の虎の方々を巻き込みたい、という来條さん。
大阪の虎である谷本さんを巻き込むのは絶対に重要であると感じてアプローチされたのだそうです。

谷さん「令和の虎で見ている限りの来條さんは単なる志願者やったんですけど、その後にいろいろな面を見ていると『あ、なかなかくせ者の経営者だな』って、良い意味でイメージが変わりましたね」

そんな来條さんは、元々ジャニーズ事務所に所属されていたそうです。

来條さん「今32歳なんですけど、関西ジャニーズJr.として22歳ぐらいの時に関西でコンサートなどをしていました」

どうしてこういった違う道へ進まれたんですか?

ジャニーズで挫折してしまったんですけど、そこで僕は芸能人みたいな仕事がやりたくないんだなってわかったんです。どこかに所属して働くのではなく、やりたいことを自分でビジネスとしてやっていきたいなと。

富裕層を巻き込んで、一般の方に楽しんでもらえるエンタメを

Uちゃん「ミュージカルを作ったりされていますが、結構大変なんじゃないですか?」

来條さん「はい、大変ですね。予算もたくさんかかりますし、『えんとつ町のプペル』でいうと、YES THEATERというところで300人ぐらい入るキャパの会場で公演をしているんですが、それで9千万円超えですね」

Uちゃん「そんなにかかるんですね!」

来條さん「短期的に考えると、このミュージカル事業っていうのは儲からないと思います。なので東宝さんがやられているモデルでやるしか日本では難しいのかなと思います。僕のようにまったく関係のない会社がミュージカルを主催をして、チケット代だけでなんとか賄うっていうのは難しいので、ビジネスモデルを考え直さないといけないと思います」

谷さん「ご自身が運営されているアクタースクールの生徒さんを出演させることで実績にもなると思いますし、今後もあのミュージカルを作ったんだよっていう実績になりますもんね。ただ来條さんご自身がたくさんお金を持っていないと成り立たない破滅型プロジェクトですよね」

Uちゃん「破滅型!これをどうやっていこうと?」

来條さん「エンターテインメントにおける僕の一つの考え方なんですけど、お金を持ってらっしゃる富裕層の方を巻き込むことが重要かなと思っています。今東宝でも安いミュージカルだと、チケット代が1万円から1万3千円ぐらいなんですよね。それだと一般の方は高くてなかなか買いづらい。だから今回のプぺルは、作品のクオリティは高いけど、一番安い席だと4,000円でチケットが買えるように設定しているんです。でも主催側としては、それだとチケット代だけですべて回収するのは難しいので、大企業の方々に協賛として入っていただいて一緒に盛り上げていっていただいています」

プペルって本当に強力なIP(知的財産)なんですよ。僕ミュージカルのプロデューサーをするのは今回が初めてなんですけど、本来だったら初めての人ができる作品ではないですね。それをやらせてもらえるってすごいことだなと感じています。

コネクションがあったんですか?

まったくなかったですね。自分から西野さんにアポローチして認知してもらって、プロデューサーさんに繋いでいただいたんです。

自分で開拓してこられたんですね!

気になるお話の続きは、また来週お伺いしていきます!