お笑いや演劇を取り入れた取り組みで活躍したい!精神保健福祉士の勉強をされている中村光希さん

「それU.K.!! ミライbridge」 後半は、 大阪・難波にあるFM大阪の中に、日曜日のこの時間にだけオープンするパートナーズカフェ。
介護・福祉・看護業界で活躍されている、普段はなかなか脚光を浴びない方々に、スポットライトをあてて主役にしていくコーナーです。

第104回目のゲストは、精神保健福祉士の勉強をされている中村光希さん。

今回はお茶の間のアイドルU.K.さん(Uちゃん)と、YouTuberユニット「介護あかるくらぶ」のまさZO20がお届けします!

“精神”にフォーカスを当てた専門職・精神保健福祉士

精神保健福祉士の勉強をされている中村さんにお越しいただきました。

まさZO20「高校時代は漫才に熱中されていて、ハイスクール漫才2010っていう大会で近畿地区代表として決勝戦まであがって、全国ネットでテレビにも出られたことがある方なんですよ。その後は大阪芸術大学で劇団を立ち上げて優勝演劇賞を受賞されたりもしています」

Uちゃん「そんな中村さんがどうして全然ジャンルの違う精神保健福祉士に?」

中村さん「学生の時からずっと表現する仕事をしたかったんですけど、20代で自分にはそこまで才能はないと見切ってしまって」

自分の人生を振り返った時に、依存症だったり精神的に苦しんでる人が周りによくいたんですが、上手く支えられないことも多くて。
そういう思いから仕事を探していた時に「精神保健福祉士」を見つけまして、この仕事を一生やっていきたいと思いました。

Uちゃん「精神保健福祉士ってどんな仕事なんですか?」

中村さん「僕もまだ学生なので実務経験はまだなんですが、主に精神障害のある方やそのご家族さんの相談を受けたり、社会参加に向けたリハビリテーションをしたり、地域や社会への働きかけもします。ご本人さんがより良い生活をしていくためのサポートをする職業です」

まさZO20「精神保健福祉士は国家資格なんですけど、障害分野を扱う『社会福祉士』という仕事があるんですが、この仕事が取り扱う分野が『身体障がい』『知的障がい』、あとは介護や児童に関わる部分だったりと多岐に渡るんです」

その中に精神も含まれるんですけど、“精神”っていうのが難しい概念のようで、そこによりフォーカスを当てたのが精神保険福祉士なんです。
まだまだ馴染みのない方も多いですが、中村さんがこの資格を取られることで非常に多くの方の力になって業界に関わっていける資格だと思います。

「業界を変えていくのって若い力だと思うので、まさにこれからの時代を切り開いていかれる方だと思います」とまさZO20。

自分の人生経験を生かした新しいプログラムを

中村さんは、今後どういったところで働いていきたいのでしょうか?

精神科や心療内科、いろいろな医療機関だったり、近年でスクールソーシャルワーカーっていう相談の行政機関などもいろいろ働く場はあるんですけど、僕は福祉施設のデイケアといったところで活躍していきたいです。

中村さん「料理とかレクリエーション、生活指導などのプログラムを通して自立に向けての生活リズムを作ったり、人との付き合いを学んだりしながら病気の再発を防いだり。生きていく力を高めていく場所で働いていきたいなと思っています」

将来の夢などはありますか?

精神福祉士ってこれまでの自分の人生の経験がすべて糧になると学びました。
僕が今までやってきたお笑いや演劇っていうのを施設のプログラムに取り入れて、心を豊かにできるような取り組みをしていきたいなという夢があります。

ぜひ夢を叶えてほしいですね!

精神保健福祉士の勉強をされている中村光希さんにお越しいただきました。ありがとうございました!

YouTuberユニット「介護あかるくらぶ」

株式会社エースタイルの社員3人が結成したYouTuberユニット。介護あかるくらぶ(明るく×Love)として、介護にまつわる情報を発信。