障がい児・障がい者専門のフットボールスクールを運営。株式会社サイナス 代表取締役 金本大地さん

「それU.K.!! ミライbridge」 後半は、 大阪・難波にあるFM大阪の中に、日曜日のこの時間にだけオープンするパートナーズカフェ。
介護・福祉・看護業界で活躍されている、普段はなかなか脚光を浴びない方々に、スポットライトをあてて主役にしていくコーナーです。

第76回目のゲストは、株式会社サイナス 代表取締役 金本大地さん。

今回はお茶の間のアイドルU.K.さん(Uちゃん)と、YouTuberユニット「介護あかるくらぶ」のきったんがお届けします!

障がい福祉事業×フットボールスクール

金本さんは、チャレンジドフットボールスクールっていう、障がい児や障がい者の方専門のサッカースクールをされているんです。
元Jリーガーの指導が受けられて、しかも無料なんですよ。

元々3歳くらいからサッカーをされていたという金本さんですが、社会人になってからは営業やさまざまな仕事を経て、現在障がい福祉事業に就かれています。

障がい福祉事業とサッカーを組み合わせて、障がい児と障がい者の方にサッカーで色々な経験をしてほしいなという思いからチームを作りました。

きったん「尼崎にある『フットサルコートつかしん』っていうところがメインコートになっていて、障がい児のクラスは16名、障がい者の大人のクラスは20名、コーチ3名で月1回日曜日に活動されていらっしゃるそうです」

指導者は元Jリーガーと元Fリーガー

金本さんもそこで指導をされているんですか?

はい。元Jリーガーの吉川健太と、元Fリーガーの角谷哲也と自分の3人で指導をしています。

きったん「FリーガーっていうのはフットサルのFらしいです。Jリーグはサッカー、Fリーグはフットサルのプロのことなんですよね」

生徒さん達も最初はこわばりながら参加しておられたそうですが、サッカーをしていると自然と笑顔になって今ではみんな楽しそうにやってくれているようです。

ちなみに、コーチ陣は生徒さんにかける言葉遣いにもとても工夫をされているのだそうです。

金本さん「たとえば集まってほしい時に「集合ー!」って言うと思うんですけど、みんな「集合って何?」っていう風になるんですよ」

Uちゃん「どこに集まればいいかわからない、っていうことですよね」

そうです。サッカーって真ん中に円が書いてあるんですけど、「この丸の中に集まってね~」って言うと中に集まろうとして来てくれるんですよ。
集まってからも、「座ってください」って言ってもわからない場合があるので、「おしりを芝生に付けてください」とか「おしりをぺったんこしてね~」とかって。

なるほど!すべて思いやりですよね。

「一つの工夫ですごく変わるんだよっていうことは、自分達もやっていて勉強になりました」と金本さん。

今で約4年間スクールをされていますが、生徒さんたちの成長が見られた時は感動して泣いてしまったこともあったとおっしゃいます。

誰でも通えるように“無料スクール”に

Uちゃん「でも親御さんが心配し過ぎて、参加させたいけどなかなかさせられないという方もいらっしゃるんじゃないですか?」

金本さん「スクールを始めた時も、“参加をしにくい何かを取っ払いたい”っていう思いがありました。なので、無料スクールにして、お金をかけずに参加できるようにしました。それも、親御さんの壁を一つ減らせることに繋がってきているんじゃないかなと思っています」

スクールは無料で行っているため、企業の方にスポンサーになってもらって運営をされています。
スポンサーは随時募集中だそうです。

月1回の練習を今後は月2回にできるように、新しいスポンサーさんも集めながら運営できたらなと思っています。

チャレンジドフットボールスクールや会社情報は、以下のリンクからご覧くださいね。

金本さん、ありがとうございました!

株式会社サイナス

障害福祉サービス 障がい児・者専用サッカースクール事業などを運営。

Challenged Football School

YouTuberユニット「介護あかるくらぶ」

株式会社エースタイルの社員3人が結成したYouTuberユニット。介護あかるくらぶ(明るく×Love)として、介護にまつわる情報を発信。