耳が遠くなった高齢者への声のかけ方~介護福祉のQ&A~

「それU.K.!!ミライbridge」 後半は、 大阪・難波にあるFM大阪の中に、日曜日のこの時間にだけオープンする「エリーナの部屋」。

介護福祉業界の現場で働くYouTuberユニット「介護あかるくらぶ」のエリーナ秘書が、リスナーの皆さんからのご質問や疑問にお答えしたり、最新トピックスについてお伝えしていきます。

さあ、第35回はどんなメッセージが届いているんでしょうか?

お茶の間のアイドルU.K.さん(Uちゃん)と、エリーナ秘書がお送りします!

視線を合わせたりグッズを使う方法も

📩リスナーさんからのメッセージ

祖父の耳がかなり遠くなりました。しかし大きい声で話しかけても逆に「うるさい」と言われてしまって困っています。耳が遠くなった高齢者への声のかけ方などがありましたら知りたいです。

うちの義父もそうなんですよね。これはどういう風にやっていけばいいんでしょうか?

まずは視線を合わせて話し始めることが大事です。
耳が遠いと話しかけてもそもそも聞こえていないことが多いので、肩を軽く叩いてから話かけてみたり、顔を覗き込んでみたりして視線を合わせることで、まずは『会話を始めるよ』という合図を送ることが大事ですよね。

エリーナ秘書「マスクをしていると仕方ないんですけど、できるだけ口の動きを見せて伝えるっていうのもポイントです。耳が悪い方は耳に入る音自体が聞こえにくいっていうのと、耳に入った音を上手く頭で処理できないという方が多いらしいんですよね。なので、視覚から入る情報がとても大事ですね」

Uちゃん「最近、100均のお店とかに行くとホワイトボードが売っていたりするじゃないですか?そういうものを持ち歩くのも良いかもしれないですよね」

エリーナ秘書「そういった手段もあると思います。ただホワイトボードとかだと、あんまり一目に付くところでやったりすると本人が恥ずかしかったりするかもしれないので、その辺りの配慮はいるかなとは思いますね」

言葉の選び方や質問の仕方をわかりやすく

Uちゃん「義父と話している時に伝わらないから、何を勘違いしたか、翻訳のアプリを入れて翻訳しようとしたことがありましたね(笑)」

エリーナ秘書「それやったら文字に起こしてあげた方が絶対良いですね(笑)」

あとはゆっくり言葉を区切ってハキハキと話してあげることも大事やと思います。
たとえば、『今日はじゃがいもと人参が残ってるからカレーとシチューどっちがいい?』みたいな感じで聞くのではなくて、『『今日はカレーとシチューどっちがいい?』とか『今日の晩ご飯何がいい?』とか。

二択にするとかね。わかりやすく工夫してあげることが重要だということですね。

そうです。答えやすいようにするとか、情報が頭に入りやすいようにするのが大事ですね。

エリーナ秘書「あまり聞き取れていないと本人さんもイライラしたり、聞き取れないことに落ち込んでしまったりしてしまうので、私の祖父も耳が遠かったんですけど、『ごめんね。私の活舌が悪くて聞き取りづらかったね』と声をかけてあげるとかしてましたよ」

Uちゃん「大事なのは家族の愛ですよね」

今回のお話も参考になりましたか?

このコーナーでは、引き続き皆さんからの介護や福祉に関する質問をお待ちしております!
以下のリンクからFM大阪のリクエストページに飛んで、「エリーナの部屋への質問」と書いて送ってくださいね。

またこちらのラジオコーナーの他に、介護あかるくらぶのYouTubeチャンネルでも介護福祉にまつわる情報を楽しく配信しています♪

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株式会社エースタイルの社員3人が結成したYouTuberユニット。介護あかるくらぶ(明るく×Love)として、介護にまつわる情報を発信。

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