U.K.こと楠雄二朗さん(Uちゃん)と、株式会社エースタイルの谷本吉紹社長(谷さん)がDJを務めるラジオ番組「それU.K.ミライbridge」
前半は、関西で活躍しているビジネスマン、アスリート、有名人をピックアップし、その方のイマまでの歩み、そして、ミライについてお話を伺うミライ・リーダーのコーナー。
第27回目の今回は経済産業省 近畿経済産業局 地域経済部 次世代産業・情報政策課 課長補佐の鈴木 順一さんをゲストにお招きしています!
介護現場でロボットが活躍!?
さっそくですが、何をされてらっしゃる方ですか?
国家公務員の役人になるのですが、福井から和歌山までの2府5県を管轄エリアとしていて、身近なところでいうと中小企業、商店街、モノ作り、ITなどの産業の振興をさせていただいています。
私たちの生活を支えるあらゆる産業の振興のため、近畿地区の経済産業施策の総合的な窓口機関でご活躍される鈴木さん。
今具体的に担当されてらっしゃる施策についてお伺いしてみました。
今、私が担当しているのが「介護ロボット」です。
介護ロボット!?
昨今、メディアでも目にする機会が増えてきた「介護ロボット」。
高齢化社会のなかで嘆かれる人手不足の問題を、ロボットを導入することでいかに効率よく負担を軽減できるかという取り組みが進められているようです。
記録を残す時にもアプリであったり、テクノロジーを使った新しいやり方を行政が主導となってやっていただけたら、現場に取り入れる側としても安心やなという思いもありますね。
たとえば、介護する側の体の負担(腰痛問題など)を少なくできるウェア「マッスルスーツ」。
こちらは、株式会社エースタイルの谷本吉紹社長(谷さん) も介護の現場に採用し、実際に働く方たちの声を新しいアイディアとして積極的に取り入れています。
「常に、現場の声に耳を傾け続けること」
実は、元々学生の頃はパイロットになりたかったという鈴木さん。
縁があり働くことになった経済産業省での最初の上司の影響が今でも大きいのだそう。
当時の上司がめちゃくちゃ恐い人で「役人っていうのは“役に立つ人”のこと。何かの役に立ってないんやったら今すぐ辞めろ」と(笑)
おぉ(笑)
「しっかりと自分の目で現場を見てまわり、環境整備や企業の方への後押しであったり、そういったものを徹底的にやれ」という上司の方の考えを継ぎ、現場主義で今まで積み重ねて来られました。
大阪の未来と、鈴木さんの夢
一つひとつ丁寧にお仕事することを大切にしてこられた鈴木さんに、最後に、今後の目標や夢をお聞きしました。
2025年に大阪万博もあり、世界から注目されるひとつの起爆剤にもなると思いますので、それに伴う色々なサービス産業を盛り上げられるよう全力でお手伝いしていきたいです。
ベースにあるのは、やっぱり経済を活性化させたいという思いですよね。
大阪万博の前後含め継続して関西が注目され、ますます盛り上がっていけるよう、これからのご活躍に期待したいですね。
中小企業におけるロボット導入促進プロジェクト
関西をロボット・IoT導入の先進地域とするため、ものづくり、サービス、介護、農業など多様な分野でのロボット活用に向けたプロジェクトを実施。