役者としての舞台から介護業界の舞台へ!株式会社One Vision・本橋健哉さん

「それU.K.ミライbridge」 後半は、 大阪難波にあるFM OH!の中に、日曜日のこの時間にだけオープンするパートナーズカフェ。
介護・福祉・看護業界で活躍されている、普段はなかなか脚光を浴びない方々に、スポットライトをあてて主役にしていくコーナーです。

第28回目のゲストは、元劇団員から介護業界に転身して活躍される株式会社One Vision・本橋健哉さん 。

今回はお茶の間のアイドルU.K.さん(Uちゃん)と、YouTuberユニット「介護あかるくらぶ」のきったんがお届けします!

元劇団員から介護業界へ

介護業界で活躍される本橋さんですが、元々は高校生の頃から役者として演劇に関わり、舞台に立ち続ける生活をしてこられました。

では、介護業界に転身するきっかけは何だったのでしょうか?

元々は劇団で役者をされていたそうですが、なぜ介護業界に?

27、8歳くらいの頃「もう自分は役者として売れない、無理だ……」ということがわかって。
どうしようかと思っている時に、たまたま知り合いでヘルパー2級を持っている人がいて。それで自分も興味を持って、資格を取ったのが始まりでした。


ひょんなことから介護業界に興味を持ち、ヘルパー資格を取った本橋さん。

「これから需要があるからやっていけるよ」と言われ、まずは現場で修行しよう!と飛び込み、とある特別養護老人ホームへ。

ところが、実際に入った施設での環境に疑問を持つように……。

自分の目で現場を見てみて、「利用者さんにとって、より良いサービスを提供できないか。もっと改善できることがあるんじゃないか」と感じたんです。


「介護業界でトップを取れるくらい、 もっとしっかりと確立されたサービスを提供したい!」と熱い思いを抱き、現在は有料老人ホームや在宅サービス、放課後等デイサービスを運営する株式会社One Visionの取締役へ。

デイサービス×劇場!?

One Visionさんが運営されているデイサービスで「ガーデン劇場」っていうのがあるみたいですが、これは何ですか?

舞台をやっていた経験から思いついたんですけども。
年2回デイサービスで、たとえば楽器だったり、自分がやったことのないものに挑戦して利用者さんの前で発表しよう!というものです。


「デイサービスのフロアは、舞台と同じものだ」という本橋さんならではの発想で、舞台を見に来てくださるお客さんの前でしんどい顔してはいけないのと同じく、利用者さん前でもいつも笑顔で本気で向き合うべきだ、といつも職員の方にお話されているそう。

利用者さんはもちろん、職員の皆さんにとっても刺激になりそうですね!
お仕事しながらの練習で大変なこともあるんじゃないかと思いますが、それでも皆さん続けられている原動力って何ですか?

大変な中でも、夢や希望を持って、楽しんでやることですね。


本橋さん「私自身、役者の夢を諦めて介護業界に飛び込んだ時、夢を持てない現状があったんです。そのため、職員みんなも苦しんでいる面があるんじゃないかなと。だから、みんなには『夢や希望を持ってほしい』と伝えています。」

はぁ~熱いなぁ! 役者をしていたのが、今に活かされているんですね。

次の夢は、動物と高齢者が一緒に暮らせる施設を

「職員に希望を持ってもらい、若い人たちに『介護の仕事がしたい』と思ってもらえるかっこいい介護業界を作っていきたい」と本橋さん。

――もう一つの夢とは?

それと私、動物がすごく好きなんです。
ペットと一緒に過ごせる施設を作って、高齢者の方を癒したいなぁって。


台風などの災害で非難する際、愛犬と一緒に避難所に入れず悲しい思いをしている高齢者の方を見て、「いつかペットと一緒に入れる施設を作りたい」と思われたんだそうです。

「殺処分されてしまう動物たちを救いたい」という思いも合わさって、
いつかそういった動物を引き取って訓練し、再び施設であたたかい人の元で暮らせるような、そんな環境を作りたい、と。

これからも、ご自身の経験をいかした発想とあらゆるモノの融合で、新しい施設や介護業界を作り上げていかれるのが楽しみですね。

株式会社One Vision

在宅型有料老人ホーム、デイサービス、居宅サービス事業・居宅介護⽀援事業、 高齢者専用宅配弁当事業、 児童発達⽀援・放課後等デイサービス