施設入居後のお悩み&どうやって入居を提案する?~介護福祉のQ&A~

「それU.K.ミライbridge」 後半は、 大阪難波にあるFM OH!の中に、日曜日のこの時間にだけ新たにオープンすることになった新コーナー「エリーナの部屋」。

介護福祉業界の現場で働くYouTuberユニット「介護あかるくらぶ」のエリーナ秘書が、リスナーの皆さんからのご質問や疑問にお答えしたり、最新トピックスについてお伝えしていきます。

さあ、第4回はどんなメッセージが届いているんでしょうか?

お茶の間のアイドルU.K.さん(Uちゃん)と、エリーナ秘書がお届けします!

老人ホーム入居後、環境の変化に戸惑う……


では、今回のメッセージをご紹介していきましょう!

  📧リスナーさんからのメッセージ

「老人ホームに入居した当初、ご本人はどういった点に戸惑ったり悩まれたりすることが多いのでしょうか?また、どうやって乗り越えていくのでしょうか?」

エリーナ秘書によると、まず一番最初に戸惑うことが多いのが「住まいの環境変化」。
今まで住んでいた自分の家を離れ、施設で生活することになるので当然かもしれません。

部屋から出られない方もいらっしゃるので、弊社の施設では、家族の写真だったり、ベッドやお気に入りのドレッサーなど自宅の家具を持ってきてもらっているんですよ。

持ち込んでもらった家具をなるべく自宅の導線と同じように配置することで、少しでも住み慣れたお家と変わりない環境にできるよう工夫をしているそうです。

そうすることで、最初は戸惑いを隠せない入居者さんも次第に慣れて馴染んでくださることが多いようです。

「もう家に帰りたーい」って言われたらどうするんですか?

実際に、荷物をまとめて外に出られる方もいらっしゃいますよ。
その都度、職員が寄り添いながら介助しています。

認知症で「ここが施設だ」と認識できない方もいらっしゃるため、過去にそういった場合は「今日はもう遅いのでとりあえずここで寝ましょうね」とお話されてお部屋に戻っていただいたこともあるそうです。

U.K.さん「寄り添うことが一番大事ですよね。そういう意味では職員さんは本当に大変ですね。優しさがないと、こういったお仕事はできないですから」

私も職員さんには頭があがりません。
そうやって信頼関係を築いていくことで、「ここが家だよ」と言っても信じてもらえるんですよね。
認知症の方でなくても、職員が寄り添って付き合っていくことで、気づいたら自宅のように思ってくださる方もいらっしゃいますから。

本人に納得して入居してもらう提案方法は?

続いてのメッセージはこちら!

  📧リスナーさんからのメッセージ

「親が一人暮らしをしているんですが、高齢で心配なのでそろそろ老人ホームへの入居を考えています。本人に納得してもらえる切り出し方って、どういったものがあるでしょうか?」

僕やったら、「とりあえずホテル感覚で泊まりに行こう。もちろん寂しい思いはさせたくないから週末は必ず会いに行く。でも、どうしても自宅で見るのは難しい面があるから入ってみるのはどうかな」と誠意を持って伝えるかなぁ。

U.K.さんの言う通り、こうして家族の方が寄り添って協力してやっていこうという姿勢がとても大切だとエリーナ秘書。

具体的には、どうすればよいのでしょうか?

まず“家族の介護の負担”の話をするより、“ご本人のためを思っての提案”だということをお話するのがいいのかなと思います。

でもやっぱり施設に入れられると「自分は見放されたんじゃないか」って思うこともあるじゃないですか?
そのハードルが高いから、みんな悩むんですよね……。


U.K.さんからのストレートな問いかけに、エリーナ秘書が答えてくれました。

みんな悩まれますよね。
一番は「あなたに長生きしてもらいたい、そのためには安全で手厚い介護をしてもらう必要が大切。そのために老人ホームの入居の提案をしているんだよ」という風に、“本人にとって一番良い択選択肢なんだよ”という気持ちをきっちりと伝えてお話されることが大事だと思っています。

あぁ、そこが一番肝となるところなのかもしれませんね。
寄り添う気持ち。今改めて思いました。


今回もリスナーさんからのメッセージを2通、ご紹介しました!

お悩み相談のほかにも、介護現場であったほっこりエピソード、クスッと笑えるおもしろエピソードなど、どしどしお待ちしております~♪

YouTubeユニット「介護あかるくらぶ」

株式会社エースタイルの社員3人が結成したYouTubeユニット。介護あかるくらぶ(明るく×Love)として、介護にまつわる情報を発信。