「それU.K.!! ミライbridge」 後半は、 大阪・難波にあるFM大阪の中に、日曜日のこの時間にだけオープンするパートナーズカフェ。
介護・福祉・看護業界で活躍されている、普段はなかなか脚光を浴びない方々に、スポットライトをあてて主役にしていくコーナーです。
第106回目のゲストは、るけな株式会社 代表取締役・浪瀬裕子さん。
今回はお茶の間のアイドルU.K.さん(Uちゃん)と、YouTuberユニット「介護あかるくらぶ」のまさZO20がお届けします!
家族の病気がきっかけで介護業界へ
社名「るけな」の由来は何なんですか?
子どもの名前を入れているんですよ。るき君、けんしん君、そして苗字のなみせの頭文字を取っています。
浪瀬さんは介護福祉系の会社の社長さんなんですけど、この業界に入られた経緯とかを聞くと驚くんですよ。
浪瀬さん「31歳の時に主人ががんになって亡くなったんです。2年ぐらい闘病生活があったんですが、病院で看護師さんに看てもらうより自分で看病したいと思って、看護師さんにどうしたらいいか聞いたら『ヘルパーの資格でも取りに行ってください』って言われたんですよ。それで資格を取って、自分で主人を看取りました。それから、主人が亡くなくなって子ども二人をどうやって育てていこうって思った時に、ヘルパー2級の資格を生かそうと思ったんです」
Uちゃん「旦那さんの置き土産ですよね」
浪瀬さん「主人には日々感謝しかなくて、看取ったその資格で子どもたちを育てていけるっていうのが日々幸せです」
「重度」の方を対象にした介護福祉施設の運営
30代で介護業界に入られて、今は会社の社長までされていらっしゃる浪瀬さん。
今、どんな事業をされているんですか?
最初は住宅型有料老人ホームを経営していたんですけど、4年前から障がい者のグループホームとかデイサービスの経営もしています。
なかでも特殊なのが、「重度」っていう言葉が全部に付くんです。寝たきりの方だったり、支援レベルが高い方を主に対象にしています。
まさZO20「鳴瀬さんは参入される業界のことを徹底的に調べられていて、『それぐらいじゃないと社長としてやっていけない』という思いが誰より強くて、たくさん勉強していらっしゃるんです」
Uちゃん「それだけ情熱を注げるのは旦那さんとの繋がりがあるからなんだろうなっていう、またそこでバックボーンが見えるからより感動しちゃいますよね」
鳴瀬さん「子どもたちには父親の姿を見せられないから、その分私が責任ある姿勢を見せていきたいと思って、会社の名前にも子どもの名前を入れたんです」
まさZO20「本当に素晴らしいですよね。鳴瀬さんは、社長業をされながらお母さまの看取りもされてこられたんですよね」
色々な人に喜んでもらえる事業を
最後に、今後の目標を教えていただけますか?
介護福祉分野で展開しながら、他には健康食品や化粧品、飲食関係に手を広げていきたいと思っています。
今私たちの身の回りにあるものではなくて、自分が生きている中で「こんなのがあったらいいな」というものを自分で作りたいんです。それでいろんな人に喜んでもらえたら嬉しいなって。
本日は、るけな株式会社 代表取締役・浪瀬裕子さんにお越しいただきました。
ありがとうございました!
るけな株式会社
YouTuberユニット「介護あかるくらぶ」
株式会社エースタイルの社員3人が結成したYouTuberユニット。介護あかるくらぶ(明るく×Love)として、介護にまつわる情報を発信。