実話を基に作られた自閉症施設で起こった感動物語!大手広告大阪本社 映画事業本部 ギャガ西日本事務所 宣伝部・北原祐樹さん

「それU.K.!! ミライbridge」 後半は、 大阪・難波にあるFM大阪の中に、日曜日のこの時間にだけオープンするパートナーズカフェ。
介護・福祉・看護業界で活躍されている、普段はなかなか脚光を浴びない方々に、スポットライトをあてて主役にしていくコーナーです。

第53回目のゲストは、大手広告大阪本社 映画事業本部 ギャガ西日本事務所 宣伝部・北原祐樹さん。

今回はお茶の間のアイドルU.K.さん(Uちゃん)と、YouTuberユニット「介護あかるくらぶ」のエリーナ秘書がお届けします!

日本で大ヒットしたフランス映画監督の最新作!

今回は、映画「スペシャルズ!~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~」の宣伝担当の北原さんにお越しいただきました。

日本で一番ヒットしたフランス映画と言われている映画「最強のふたり」を撮られた監督の最新作なんです。

舞台はフランス・パリ。自閉症の子どもたちのケアをしている「正義の声」という施設で活動する主人公・ブリュノ(ヴァンサン・カッセル)と、社会からはじかれた子どもたちを受け入れ支援する団体で働く友人・マリク(レダ・カテブ)の物語。

「何とかする」を口癖に、2人と子どもたちとの間に生まれる絆。

そんなある日、無許可・赤字経営の「正義の声」に政府から監査が入ることになり、閉鎖の危機に追いやられることに……。

エリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ(監督・脚本)による、実話に基づいた感動作です。

この政府の人たちが冷たいの!
とにかく冷たいんですよー

でもね、ルールをきっちり定めておかないと無法地帯になる現場ではありますから、そこは政府の言うこともわかるんですよね。
でも現場としてはそれを言われても……っていう難しい部分はたくさんありますよねぇ~

僕は映画の一視聴者なので、やっぱり弱者に対してね、同情しちゃうんですよね。

福祉施設の現状を知るきっかけに

重症な障害を持った子どもたちも出てくるこちらの映画。
鑑賞したエリーナ秘書は、そういった子どもたちの対応にさじを投げてしまう施設も多いと指摘します。

エリーナ秘書の施設はどうですか?

うちは介護ですが、ちょっと特殊な方や難しいなという方には「こうしたらいいかな、あぁしたらいいかな」って次々手を打って考えるようにはしています。

エリーナ秘書「でもどうしても他の方に危害を加えてしまうような方や、そこらじゅうに暴力をふるってしまうような方とかがいらっしゃって“施設で共同生活ができない”ってなるとね、この映画の中にも出てきますけど、閉鎖病棟に行かないといけなくなったりするんですよ。これはどうしたらいいんやろう……っていう問題はたくさんありますね」

今おっしゃったように、映画では綺麗ごとだけを描いているわけではないんですよね。
映画のエンタメとしての文化的な面だけじゃなく、そういう現状やテーマ、社会について知ることができるので、そのあたりも感じ取っていただきたいですね。

心がやさしくなる感動物語を劇場で

ただただ頑張っている人たちが美しくて、でも綺麗ごとだけでは割り切れない感情もあったり、そんな中で自閉症の子どもたちがどんどん回復していく姿を見て「あ、人ってやっぱり気持ちなんだ!」って、心打たれました。

ほんとにねぇ~。でも、それって素晴らしいことですけど、毎回必ず回復したり良い方向に向くというわけではないので、今私の中で出ている答えは「答えがないのが答え」というか。

「正解がない、迷い続けてみんなでケアしていく」というのが大事だと感じているそうです。

Uちゃん「なるほど。ゴールはないということですね」

エリーナ秘書「答えを求めちゃうと辛いです、職員が」

心がやさしくなる、人にやさしくしようって思える映画ですので、ぜひ観ていただけたら嬉しいです。

一部ロードショーで上映中なので、気になった方はぜひ観に行ってみてください♪

映画館は、以下の公式サイトでチェックしてくださいね。

映画「スペシャルズ!~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~」公式サイト

YouTuberユニット「介護あかるくらぶ」

株式会社エースタイルの社員3人が結成したYouTuberユニット。介護あかるくらぶ(明るく×Love)として、介護にまつわる情報を発信。