障がいと向きあうアーティスト!「とりちゃん」ことダンサーの新田鈴花さん

「それU.K.ミライbridge」 後半は、 大阪難波にあるFM OH!の中に、日曜日のこの時間にだけオープンするパートナーズカフェ。
介護・福祉・看護業界で活躍されている、普段はなかなか脚光を浴びない方々に、スポットライトをあてて主役にしていくコーナーです。

第21回目のゲストは、「とりちゃん」ことダンサーの新田鈴花さんです。

今回はお茶の間のアイドルU.K.さん(Uちゃん)と、YouTuberユニット「介護あかるくらぶ」のまさZO20がお届けします!

とりちゃんとパニック障害

時にダンサー、時にダンスのインストラクター、イベント企画と、マルチに活躍されているとりちゃん。

10代の頃は歌手を目指して芸能活動をされていましたが、パニック障害をきっかけに活動が困難になってしまいました。

パニック障害とは不安障害の一種で、突然、動悸・吐き気・めまいなどの発作が起きる病気です。

パニック障害ってどういう症状や困りごとが起こるんですか?

一般的なところで言うと、例えば電車に乗れないですとか。

私の場合、プレッシャーでステージで声が出なくなってしまったり。

それは辛いですね…。

その後、パニック障害が悪化して躁うつ病も発症してしまったとりちゃん。現在は、病気と歩幅を合わせながら、主にダンサーとして活躍されています。

——1つ1つ乗り越えて、活動を続ける中で、1番勇気をもらえたことはなんでしょうか?

とりちゃん「そうですね、シンガーの時から知ってくださってる方も沢山いるんですけれど、その方たちから元気もらったりとか。昔から活動していることが今に繋がっているので、それが私にとって活力や勇気になっております」

某有名CMにも出演!とりちゃんの今の活動とは?

——とりちゃんの活動をどこで見ることができますか?

というUちゃんの質問に「最近ですと某ケータイ会社のCMに出演させていただきました」と答えてくださったとりちゃん。

どんなCM?

和服を着て踊るCMです。

あの「エーユー!」ってやつですか!?

なんでも「けっこう前の方」で「よく見たら見える」場所で踊っていらっしゃるんだとか。

とりちゃんのインスタグラムで答え合わせができるそうなので、ぜひぜひチェックしてみてください!

ラジオ出演の理由と、とりちゃんの今後の目標

実は、多くの人にご自身の障がいを公表するのは、とりちゃんにとってこれが初めてのチャレンジでした。

——なぜ、今回ラジオでの公表に踏み切ったのでしょうか?

とりちゃん「最近ですね、ダンスのインストラクターの生徒とかでも、発達障害の子や、思春期で少しメンタルのトラブルがある子たちから相談を受けたりすることが多いんです。そういった時に自分の辛かった経験が役立ってるなーって感じてるので、今後はもう少し色んな人に元気をお届けできたらと思って、思い切って公表しました」

まさZO20「躁うつ病はいまは双極性障害という名前にもなっています。『どういう症状なの?』ってとりちゃんに質問した時『テンションの高い時と低い時で人それぞれ波があって、で、テンションの高い時に頑張りすぎてしまうと心身ともに疲弊してしまって、いわばバッテリー切れのような状態になってしまう』って聞いたんです。」

まさに、頑張りたくても頑張れないんです。

自分は頑張りたいけど頑張れない、その罪悪感でより病気が悪化するって、僕、聞いたことがあるんですよ。病気はね、誰の責任でもないんですよね。

 

今後はダンサーやインストラクター、ダンスの振り付けの仕事はもちろん、福祉のお仕事にも携われたらと考えているとりちゃん。

ダンスで何かを、変えていけることができたらいいなと思っています!

とりちゃんと会うことでみんなが元気になる、笑顔になると思いますんで。とりちゃんがんばってね!

とりちゃん

とりちゃんのインスタグラム

とりちゃん