「それU.K.!! ミライbridge」 後半は、 大阪・難波にあるFM大阪の中に、日曜日のこの時間にだけオープンするパートナーズカフェ。
介護・福祉・看護業界で活躍されている、普段はなかなか脚光を浴びない方々に、スポットライトをあてて主役にしていくコーナーです。
第65回目のゲストは、医療法人 島津内科クリニック理事長・徳嶋良輔さん。
今回はお茶の間のアイドルU.K.さん(Uちゃん)と、YouTuberユニット「介護あかるくらぶ」のまさZO20がお届けします！
街のお医者さんは“医学のジェネラリスト”
U.K.さん、お医者さんの分類で内科とか外科とか以外で、ジェネラリスト、スペシャリストって聞いたことありますか？
ジェネラリストやったら一般的にって言うじゃないですか。
スペシャリストは専門的にっていうことですよね？
まさZO20「医学の世界でスペシャリストっていうと、細分化された専門性の高い医療人のことを言うみたいなんですけども、ジェネラリストはすべての診療をまんべんなく診る人なんです。わかりやすく言うと、街のお医者さん。そこの病院に行ったらすべて解決してくれる、っていうお医者さんのことをジェネラリストっていうみたいです」
徳嶋先生はまさにそのジェネラリストとして活躍されるお医者様で、元々そういった先生になりたいという思いで勉強してこられたそうです。
じゃあ逆に、ジェネラリストは勉強する量がすごく多いんじゃないですか？
そうですね。今日本では専門分野を診たいっていう先生がすごく多いんですよ。それがメジャーになってまして。
僕のクリニックでは訪問診療もやってるんですけど、訪問診療をやるとなると体全体の病気を診ないといけないので、総合的に診察できるような勉強を今までやってきました。
訪問診療はコロナ禍においてもありがたい存在
まさ「徳嶋先生がお医者さんになられた時、『この先生に聞けばすべて解決してくれる』っていうような恩師に出会われたそうで。自分もそんな先生のようになりたい、という思いでやってこられた方なんですよ」
訪問診療っていうのは、どういう方が利用されるんですか？
基本的には高齢者の方なんですけども、若い方でも難病の方や交通事故で寝たきりの方など、なかなか通院するのが難しい方は訪問診療で治療やケアすることができます。
徳嶋先生「たとえば、病院の大きな待ち合いとかでコロナ感染の不安がある方も多いと思いますが、訪問診療では僕らもしっかり防護服を来て訪問させていただきますので、その辺が不安な方は訪問診療を利用されるのも良いかと思います」
外来診療をしながら訪問診療も24時間体制で行っているため、基本的にお休みはないのだとか。
それでもこのお仕事をやっていきたいとおっしゃいます。
昔から、何かあれば地域の受け皿になれるようなドクターになりたいと思っていましたので。
一番やりがいを感じるのは、患者さんや家族さんに何かあった時に、直接対応することですごく感謝されるっていうところがすごくやりがいになっています。
地域の患者さんのために24時間体制で励む
テレビドラマの世界って、すごくスペシャリストの世界にフォーカス当たるじゃないですか？
でもジェネラリストがいないと困る人も絶対いる中で、そこの道を選ばれたっていうのはすごく感銘を受けました。
医療という窓口をきっかけに、地域の方に“とにかく医療の面で先生に相談したら何でも解決してくれる”と思ってもらえる存在になりたい、と繰り返しおっしゃっていた徳嶋先生。
とはいえ、患者さんの状態によっては訪問診療などでの対応に限界もあるため、すぐに大きな病院には運ばなければならないということも。
夜間の時に急なコールが鳴ることもあるそうで、そんなプレッシャーの中、日々適切な判断をして患者さんを支えてくれています。
訪問診療って言う医療サービスがあるっていうことを皆さんに知ってほしくて。何かあれば24時間相談できるっていう環境がなかなか外来だけでは難しいと思っているんです。
訪問診療ではそれができるというのが、一番患者さんにとって安心できるポイントなんじゃないかなと思っています。
徳嶋先生「患者さんの楽なように、やりたいような生き方、老後の人生っていうのを支える医療を目指していますので、それを僕らがサポートできればいいかなと思っています」
コロナ禍で大変な時期ではありますけども、ぜひとも体を壊さないように皆さんのために医療をしっかりと提供していただきたいなと思います。
ありがとうございました！
YouTuberユニット「介護あかるくらぶ」
株式会社エースタイルの社員3人が結成したYouTuberユニット。介護あかるくらぶ（明るく×Love）として、介護にまつわる情報を発信。
