介護事業をしながら経営コンサルや書籍出版も!株式会社インクルージョン・藤田直さん

「それU.K.!! ミライbridge」 後半は、 大阪・難波にあるFM大阪の中に、日曜日のこの時間にだけオープンするパートナーズカフェ。
介護・福祉・看護業界で活躍されている、普段はなかなか脚光を浴びない方々に、スポットライトをあてて主役にしていくコーナーです。

第67回目のゲストは、株式会社インクルージョン・藤田直さん。

今回はお茶の間のアイドルU.K.さん(Uちゃん)と、YouTuberユニット「介護あかるくらぶ」のまさZO20がお届けします!

ドラマ仕立てで読める介護事業のマーケティング本

今回は、福祉事業所の経営と企業の立ち上げをサポートされている熱い男、藤田さんをお連れしています!

弊社では、障がい児のデイサービスや障がい者の就労支援、保育園の経営をしています。
もう一つは事業相談いただいた方の経営コンサルとして、会社の立ち上げに関わらせていただいています。

これまで会社の立ち上げに携わってきた数は、なんと数百社もあるのだそうです。

そんな藤田さんは書籍も出版されていらっしゃいます。

まさZO20「『ストーリーで学ぶ 介護事業共感マーケティング』っていう本を出されていて、私も読ませていただいたんです。この本を読んでびっくりしたんですけど、小説になっているんですよ。めちゃくちゃ面白かったです!」

「福祉事業をされている方は、熱い思いを持って起業された方がたくさんいらっしゃるんです、現場のこともよく知っていて」と藤田さん。

しかし、それだけではなかなか経営は上手くいかず、熱い思いと同時に経営テクニックやある程度の理屈が必要だとおっしゃいます。

そこで、そんな方のためにもっとより良い運営や経営ができればと思って書いたのがこの本なのだそうです。

マーケティングの本なんですが、「差別化してこんな戦略取って……」っていう解説で書いたら全然おもしろくなかったんで、「これをストーリーにしよう!」と思ったんです。
解説とストーリーを交互に伝えていく、みたいな。

そのアイディアがすごいですよね!

書籍「介護事業共感マーケティング」

介護問題もそれ以外も、支援していきたい

藤田さんは大学卒業後、サラリーマンやパチンコ店員などを経験された後、きっかけがあって社会福祉士の専門学校に入り、老人ホームに就職されました。

藤田さん「老人ホームに就職した時に2つ大きな課題にぶち当たったんです。すごくやりがいのある最高の仕事やなと思った一方で、自分やったらもっとこんな風な運営や経営をするのになという、生意気ながらそういう思いがあって」

もう一つは、あまりにシリアスな問題が複合した現場の状態に直面したこと。
当時を振り返って、とてもしんどかったとおっしゃいます。

それをなんとか自分で淘汰してやっていきたいと?

そうなんですよ。
介護保険さえ知って置いたら解決できる、っていう問題は少ないんです。
たくさんの困りごと、たとえば虐待の問題とか貧困化とか女性が生きにくい社会とか、それを丸ごと相談いただくことも多かったので、そういった介護保険以外のことも支援できるようになりたいなっていうのが一番大きかったですね。

最後にリスナーの皆さんにメッセージをいただきました。

藤田さん「これから介護保険とか含めて、共生ケアということが唱えられます。いろんな方たちのフレームを越えて繋がっていくことで、街づくりができる。私は会社だけじゃなくて、組織を越えていろんな人たちと繋がって、エンドユーザーに豊かなサービスを届けられるような人になりたいなと思っています」

藤田さん、お越しいただいてありがとうございました!

株式会社インクルージョン

YouTuberユニット「介護あかるくらぶ」

株式会社エースタイルの社員3人が結成したYouTuberユニット。介護あかるくらぶ(明るく×Love)として、介護にまつわる情報を発信。