外国人と日本人が作る“まだ見ぬ未来”のために。株式会社YOLO JAPAN 代表取締役・加地太祐さんのミライ

U.K.こと楠雄二朗さん(Uちゃん)と、株式会社エースタイルの谷本吉紹社長(谷さん)がDJを務めるラジオ番組「それU.K.!! ミライbridge」。

前半は、関西で活躍しているビジネスマン、アスリート、有名人をピックアップし、その方のイマまでの歩み、そして、ミライについてお話を伺うミライ・リーダーのコーナー。

第68回目も引き続き、株式会社YOLO JAPAN 代表取締役・加地太祐さんをゲストにお招きしています!

外国人が日本で生活する理由とは

「YOLO JAPAN」というライフサポートメディアの立ち上げから、外国人の人材採用を中心としたサポート事業を行う加地さん。

現在「YOLO JAPAN」には、日本に住む226カ国(エリア含む)の外国人、約17万人が登録されています。
年代としては20~30代の方が多いのだそうです。

みんな日本に来て日本語を覚えて、母国に帰ろうという夢を持ちながら来ているわけですよね?

もしくは、日本で長く働きながら日本人たちと生活したいと思っている人たちもいますよ。

Uちゃん「日本ってなんだかんだ裕福な国じゃないですか?だからビジネスとして割り切って来ている人が多いのかなって思っていたんですけど」

加地さん「裕福さでいうと、過去に比べて落ちてきているんじゃないかなと思います。給料で考えるとカナダに行く方が高かったりしますね」

それに対して、侍、芸者から始まり、アニメも含めて日本独自の文化やコンテンツがさまざまな国に輸出されていて、日本は外国人の方たちからとても愛されていると加地さんはおっしゃいます。

Uちゃん「それはすごく嬉しいですね!」

継続は“根拠のない自信”を生み出す?

現在もコロナ禍で雇用状況が厳しいなか、資格も取得できる就労インバウンドトレーニングを行いながら、積極的に外国人の方が職について活躍し続けられるよう活動をされています。

この情勢で不安に駆られることもあるとおっしゃいますが、「やっぱり自分が世の中のため、次の世代のためになりたい」と改めて感じて奮起されているそうです。

そこで、今日に至るまで加地さんの中で一番自信になった出来事を伺ってみました。

僕は、継続は“根拠のない自信”を生み出すと思っていまして。
1年前に起こした大事故から2週間後にブログを始めたんです。毎日書き続けるとFacebookの友達が13万人くらいになって、月間リーチが500万人を超えて、結果的に事故後1年でダイヤモンド社から本が出版されることになったんです。

えぇー!すごい。

「こうやって継続することで成し遂げられるんだったら、たとえば個人のパブリック化が出版であれば、会社もパブリックにしたい」と思ったのがビジネスの転換のきっかけでもあったとおっしゃいます。

2030年の日本の労働力は約800万人減少!?

日本国内の少子化は進む一方で、2030年の労働力人口は約800万人減ると言われています。
約800万人という数字は、現在の大阪府の人口とほぼ変わりません。

今はAIとか、いろいろと自動化しているじゃないですか?
それでも足りないってことですか?

足りないですし、たとえば福祉サービスを成り立たせているのは税金ですよね。
働いている方が税金を納めているからこの国の社会福祉は成り立っていますけど、労働者が減ってしまうと……

あぁ、そうですよね。

今日本に住んでいる外国人は300万人くらいいるんですが、年々増えていっているんです。
新しいビザもできてまして、日本政府が国策として外国人労働者への門戸を広げようとしているんですよ。

「2016年の大和証券の発表データによりますと、一人あたり120万円消費するので、300万人を掛け合わせるとおよそ3.4兆円から5兆円ぐらいが外国人によって回っているんです」と加地さん。

今後ますます外国人労働者の必要性が高まっていく流れが予想されます。
そのためにも、YOLO JAPANのように外国人の方へのしっかりとしたサポートや社会体制が重要になってきます。

歩み寄って愛することの大切さ

加地さん「今後も多くの外国人の方が日本に訪れると思います。そういう人たちは家族にも兄弟にも会えず、年に1回だけ会えるかどうかのチャレンジに来ています。だから、ぜひいろんな人たちが彼らを愛してあげて、コミュニケーションを取っていただいて“外国人と日本人が作るまだ見ぬ未来”っていうのを作っていきたいなと思っています」

仲良くなりたいんですけど、どう話しかけたら仲良くなれるのかなーとかいろいろと考えてしまって。
なにかコツとかあったりしますか?

とりあえず話しかけてあげる事ですね。
まずは関心を持ってあげることが大事だと思います。

「たとえ英語が話せなくても、外国人の方はしっかり英語や日本語を勉強して覚えていらっしゃるので、気負わず日本語で話しかけるだけでもいいんです」と加地さんはおっしゃいます。

我々がやさしくすれば、日本の印象がより良くなるじゃないですか?
そこが本当に大切なことだな~って思うので、僕もなるべくしゃべるようにしているんですよ。
それだけでみんなが笑顔になってくれるんですよね。

Uちゃん「改めて、日本人だからどうとかじゃないんだ、我々はみんな同じ地球人なんだ!って思いましたね」

加地さん、2週にわたりお越しくださってありがとうございました!

YOLO JAPAN

在留・在日外国人向け情報メディアの運営、在留・在日外国人向け就労インバウンド施設「YOLO BASE」の運営、子供向けコミュニティ英会話サービス、空き時間活用のシェアリング英会話サービス ほか