自分の強みや悩みを価値ある仕事に変える！一般社団法人ワーシャル・中西信雄さん

「それU.K.!!ミライbridge」後半は、大阪・難波にあるFM大阪の中に、日曜日のこの時間にだけオープンするパートナーズカフェ。
介護・福祉・看護業界で活躍されている、普段はなかなか脚光を浴びない方々に、スポットライトをあてて主役にしていくコーナーです。

第44回目のゲストは、一般社団法人ワーシャル・中西信雄さん。

今回はお茶の間のアイドルU.K.さん(Uちゃん)と、YouTuberユニット「介護あかるくらぶ」のまさZO20がお届けします！

医療・介護・福祉の日本初の複業家レンタルサービス「じぶんはけん」を立ち上げられた中西さん。

一体どんなサービスなのでしょうか？

医療・介護・福祉の専門職の方の働き方の相談に乗っているんですが、たとえば医者や看護師、介護士の方が普段働いている職場とは別のところで、自分の空いた時間を使って仕事ができるよう価値を提供するサービスなんです。

たとえば僕の場合、普段ラジオやテレビの仕事をしています。
それ以外のオフの時に「何かやりたいです！」って言ったらできるんですか？

できますよ！
たとえばDJの方でしたら「一般の方に対して話し方講座をやりましょう」とか。

中西さん「もっと簡単なところでいくと、“この人に聞けば大阪のおいしいラーメン屋を紹介してくれる”というラーメンが大好きな人がいたとして。『じゃあこの人に1時間1,000円払っておいしいラーメン屋を5軒教えてもらおう！』とかね」

U.K.「おもしろい！」

働き方の見直しが求められる時代に、いかに自分の今持っている価値を高め、強みにして働くかというとても興味深いサービスですね。

医療従事者の方や、ほかに得意なことがある人が「自分はこんなことができますよ！」とアピールすることで本業以外の特技を仕事にできる「じぶんはけん」。

現在、旅行好きの看護師さんの中には「お年寄りの方で一緒に旅行に行きましょう」と提案して、高齢者の方を旅行に連れて行くというサービスを始めた方もいるそうです。

誰かに頼みたいことがあるけど頼める人がいない……という方にとって、便利で助かるサービスですよね。
双方にとって大変ニーズのあるものといえるかもしれません。

副業っていうと昔のイメージでいうと“小遣い稼ぎ”とか、正直少しネガティブなイメージが強いなかで、中西さんのいう副業っていうのはサブの副業ではなく、「複業＝複数のワザ」だとおっしゃるんですよ。

おもしろい！
そういう捉え方だとイメージも変えられますね。

「社会的複業」という言い方をしていまして。
個人も会社も社会も、3方良しの複業スタイルをやっていけたらと思っているんです。

前職は、人材派遣会社でキャリアアドバイザーをしていた中西さん。
約5,000人もの仕事の相談に乗ってきた経験を経て、このサービスを立ち上げることを思いついたとおっしゃいます。

「今の職場ではできないことや、もっとやりたいことがある」と感じていながらも、職場の利益に繋がらないからできない……という相談がたくさんあったんです。

中西さん「『じゃあ違う場所で自分たちが好きなことや特技を生かして何か仕事を作り出せないか』というところからスタートしたのが始まりです」

立ち上げ当初はほぼボランティア状態で苦労もあったそうですが、少しずつ今の形態に成長していきました。

今後の目標は何ですか？

病気や障害を持っている車イスの方や、働きたいけど働けないという方がたくさんいらっしゃいますよね。
そういった方たちの仕事作りの場所としてこのサイトを使ってもらって、その価値を提供してもらえたらなと思っています。

病気や障害を持つ方が仕事をするというのは今の社会的になかなか難しい課題が残るとおっしゃいますが、それでも「価値を裏返せば、病気の方の相談に乗ったり、認知症の家族の介護経験を生かして同じ悩みを持つ方の相談に乗るという仕事を作り出すことができる」と中西さんはお話してくださいました。

新しい価値観を生み出すことができる「じぶんはけん」。

興味のある方や働き方に悩まれている方は、以下サイトをぜひチェックしてみてはいかがでしょうか？
（※サービス登録は、「複業家登録」というボタンから可能）

じぶんはけん（一般社団法人ワーシャル）

医療・介護・福祉専門の複業家レンタルサービス。
WORK（働き方）×LIFE(暮らし方）×SOCIAL（地域社会）
「複業」を通じて「自分らしい働き方」に出会い、「社会」をデザインする一般社団法人ワーシャルが運営。

株式会社エースタイルの社員3人が結成したYouTuberユニット。介護あかるくらぶ（明るく×Love）として、介護にまつわる情報を発信。