SNS発信とおもしろ社内制度で社員と取引先の心を掴む。トゥモローゲート株式会社 代表取締役・西崎康平さんのミライ

U.K.こと楠雄二朗さん(Uちゃん)と、株式会社エースタイルの谷本吉紹社長(谷さん)がDJを務めるラジオ番組「それU.K.!! ミライbridge」。

前半は、関西で活躍しているビジネスマン、アスリート、有名人をピックアップし、その方のイマまでの歩み、そして、ミライについてお話を伺うミライ・リーダーのコーナー。

第163回も、トゥモローゲート株式会社 代表取締役・西崎康平さんをお招きしています!

オープンなSNS発信がバズったエピソード

――改めて、西崎さんはどういった事業内容の会社を経営されているのでしょうか?

大阪の心斎橋で、企画、コンサル、デザインを通して企業のブランディングをしている会社です。

コンサルティングを担当された企業さんは、その後変わっていっていますか?

そうですね、目に見えて変化があります。
ここが一般的なコンサルの会社とは違うところで、オフィスや働き方、人事評価制度、名刺、パンフレットなどどんどん変わっていっています。

今の時代ってSNSが必須じゃないですか。そこもバズらせたというのも信頼につながっているような気がします。

トゥモローゲートでは社長の西崎さんをはじめ、社員さん達もとても積極的にSNS活動をされています。

西崎さん「どちらかというともっと叩かれるのかなと思った部分もあったんですが意外とそんなことなくて。つい最近も、5年ぐらい勤めてくれた社員が辞めることになってブログとYouTubeにアップしたんですけど、それがYouTubeとTwitterでバズったんですよ」

谷さん「辞めた社員に勤めていて嫌やったこととか、辞めた理由を聞いて全部YouTubeとかで流しているんですよ!普通は蓋したい部分じゃないですか。でもそこをオープンにして『うちはこんな会社だよ』と発信して理解してもらっているんですよね。その上でうちで働きたい方は来てくださいよと」

SNSがバズったら会社を休める『バズ休』!?

西崎さん「今の時代はどちらかと言うと『弱いところを見せることで信頼が得られる』っていう感覚があって。良いことしか書いてなくても、うさん臭くて詐欺じゃないかなみたいなのってありますよね。生々しいことを発信することで共感や応援してくれたり、信頼を得ることができているように思います」

――マイナスポイントを出していっても人が集まってくるっていうのは、どういったところがポイントなんでしょうか?

課題はどこの会社もありますけど、その課題に対して変化していけるかどうかっていうところだと思うんですよ。
うちの社員もお客様も、うちの会社を見ていて「ちゃんと対応して変化していっているな」と感じてくれています。

おもしろい会社ですよね。SNSでバズったら会社休めるんですよ。
『バズ休』っていうらしいですね?

西崎さん「3年半前くらいからTwitterをやりだしたんですけど、僕は『情熱大陸』に出演するっていう目標があって。世の中に名前を知ってもらわなければいけないなっていうのがきっかけでした。やって良かったんですよ。自分の意見を誰かに伝えるって成長に繋がる。インプットよりアウトプットってすごく人を伸ばしてくれるので、勉強になって僕自身が成長できたなと思いましたし、社員にもやってもらいたいなと」

しかし社員に強制することが好きじゃないという西崎さんは、SNSをやってバズった次の日には会社を休めるよ、という制度『バズ休』を作られたそうです。

西崎さん「あとはSNSをやっていると給料と別で手当てが出るんですよ。いろんな施策をやったらみんな自主的にやってくれるようになりました」

社員がアイディアを出し合うおもしろい会社

――ちなみに今後の展望や目指していることはありますか?

西崎さん「課題が山積みで、今の事業モデルが優秀なディレクターとデザイナーが入ってその人数に応じて売上が上がっていくって労働集約型のビジネスなんですけど、もっとおもしろいことに投資していきたいんですよね。オフィスもそうですし、働く環境、待遇も含めて。つまりそれを実現しようと思うと、もっと利益をあげていかないといけないんですよ」

人数に依存しない新しい自社サービス、たとえばパース系のビジネスモデルでウェブで完結するようなビジネスモデルを作っていかなきゃいけないなと考えています。

アイディアが湧く時ってどんな時なんですか?

すべて僕が考えているっていうわけではなくて、社員が提案してくれるんですよ。それを僕が決断しているだけ。
僕は目的を伝えるっていうところに注力して、手段は社員から上がってきます。

西崎さん「以前は全部自分がやらないと気が済まないタイプだったんですけど、一人の社長が考えられることって限界があります。組織を大きくしようと思った時にはやっぱり“掛け算”が効く。身を持って体験しましたね」

最後に、未来を担う若者に対してメッセージをいただきました。

西崎さん「まずはたくさんの好奇心を持ってほしいですね。追っかけているのが楽しいし成長もできますよね。するとまた新しいステージに上がっていける。結局仕事やビジネスって好循環に乗れるかどうかが分かれ道かなと。だからこそ、失敗とか気にせずに興味を持ったいろんなことをとりあえずやってみてほしいな」

2週にわたり、トゥモローゲート株式会社 代表取締役の西崎さんにお越しいただきました。
ありがとうございました!

トゥモローゲート株式会社

西崎康平さんのYouTube|西崎康平 ブラックな社長