U.K.こと楠雄二朗さん(Uちゃん)と、株式会社エースタイルの谷本吉紹社長(谷さん)がDJを務めるラジオ番組「それU.K.ミライbridge」
前半は、関西で活躍しているビジネスマン、アスリート、有名人をピックアップし、その方のイマまでの歩み、そして、ミライについてお話を伺うミライ・リーダーのコーナー。
第16回目の今回は株式会社イー・エス・アイ 代表取締役・中野ひろゆきさんをゲストにお招きしています!
日本人初に遺跡発掘!?中野さんの意外な経歴
株式会社イー・エス・アイを2010年に若くして創業した中野さん。
イー・エス・アイでは主にフィットネスクラブの運営やパーソナルトレーニング、そしてリーダーシップ研修などを行っています。
実はパートナーズカフェを担当する介護あかるくらぶも中野さんのレッスンを受けていました。
中野ひろゆきさんといえば、よくテレビやラジオでも見かけますよね!我々よりも流暢に喋ってらっしゃいます(笑)
何より、大阪で唯一あのReebokのアンバサダーというのがすごいですね!
その中野さんが現在のお仕事にたどり着くまでには、色々なご経験をされていました。
日本人初!カナダでアメフト選手として活躍!
東大阪出身の中野さん。15歳でカナダに渡り、カナダの公立高校・大学を卒業した中野さんは、なんと日本人で初めてCJFL(カナディアン・ジュニア・フットボール・リーグ)の選手として5年間ご活躍されました。
Uちゃん「 向こうで選手をされてたってことは、けっこうモテたんじゃないですかぁ? 」
中野さん「 いや、ほんとにねぇ……はい、めっちゃモテました(笑) 」
Uちゃんのユーモアに陽気に答えて下さった中野さん。しかし、留学も楽しいことばかりではありませんでした。
北米の映画に出てくるアジア人って、ちょっと馬鹿にされるようなキャラになるじゃないですか。あれはね、実際ほんとに起こるんですよ。
——人種の違い、言語の壁、そういった問題を中野さんはどうやって乗り越えてこられたのでしょうか?
中野さん「やはり、みんなに一目置かれるためには1つは体です。そして頭脳。あとはあの面白さです。面白さで周りと差別化していきながら、僕はもういつも日の丸を背負ってると思いながらやっていきました!」
CJFLでも、僕が日本代表や!という強い気持ちをずっと持ち続けていたといいます。
それから帰国した中野さんは、日本のアメフトのプロリーグで活躍するも「ミライの若者たちを海外に行かせてあげたい!」という強い想いから1年で引退し、支える側のトレーナーになりました。
松ぼっくりを拾うアルバイト?
カナダと東大阪のレアすぎる仕事経験!
現在パーソナルトレーナーとして、代表取締役として、ご活躍されている中野さん。
今の職に就く前に、実は普通はなかなかできないような様々な仕事をご経験されていました。
人生で初めてした仕事は中学3年の時の遺跡発掘の仕事でした。
東大阪に遺跡発掘のアルバイト、ありますか!?
実はめちゃめちゃ遺跡が出るという東大阪。建物を建てようと思った時に、土地の調査で遺跡が出てきたら一回発掘しなければいけないといいます。「それで、広大な土地に先生たちが居て、ここの遺跡掘れって言うんですよ。ネタちゃいますからね!」
そしてカナダに留学した15歳の時、生活費を稼ぐためにしていたのが松ぼっくり拾いでした。
そんな松ぼっくり拾うやつなんかおるの?って言われるんですけど、ほんまにみんなやるんですよ!
林業が盛んなカナダでは、松ぼっくりを拾って、そこから苗を作って林業をしていたそうです。
時給13ドルの、いいアルバイトだったと中野さんは語ります。
他にも19歳の時にはボディーガードもされていたという中野さん。
その多種多様な職歴に、谷さんもUちゃんも驚きの連続でした!
中野さんに伺う指導の極意とは
——パーソナルトレーナーとして、指導する上で今までの経験が活かされていることはなんでしょうか?
中野さん「自分よがりのことをしないということですね。人生の3分の1をカナダで、3分の2を日本で過ごしましたけど、どんなところに居てもやっぱり自分1人では生きていけないんですよね。周りの人がいて、周りに支えてもらって、そして自分の道を歩んでいくと。その歩む中で、人に喜んでもらえるように、色んな人の話を聞きながら、前に進んでいって1つのものを作り上げていくことを大切にしています」
以前、資生堂の支社長も仰ってましたが「自分軸ではダメだ、人軸にならないといけない」という言葉と、すごく共通するところがありますね。
しかし、リーダーシップ研修はパーソナルトレーニングとは違うと中野さんは仰います。
中野さん「リーダーシップ研修ってね、みんなができることやったらダメなんですよ。最終的に行きたい先を見つけて、そこに引っ張って行かないと。1時間仲良しこよしで終わったじゃダメなんです。この1時間でどう変わりたいかってミライを一緒に考えて、そこに行くのはお尻叩きながら、引っ張りながら、連れて行かないとダメなんです」
パーソナルトレーニングはその方に合わせて行います。けどリーダーシップ研修であったりとかは、みんなのミライを一緒に考えて、そこに自分の経験を活かして一緒に走ろうぜってやりますね。