障がいのある方も一緒に日本の農業を支える。まちかどステーション八百萬屋 代表・増田靖さん

「それU.K.!! ミライbridge」 後半は、 大阪・難波にあるFM大阪の中に、日曜日のこの時間にだけオープンするパートナーズカフェ。
介護・福祉・看護業界で活躍されている、普段はなかなか脚光を浴びない方々に、スポットライトをあてて主役にしていくコーナーです。

第102回目のゲストは、まちかどステーション八百萬屋 代表・増田靖さん。

今回はお茶の間のアイドルU.K.さん(Uちゃん)と、YouTuberユニット「介護あかるくらぶ」のまさZO20がお届けします!

就労支援事業所で農業活動!

まさZO20「まちかどステーション八百萬屋さんは、堺市にある障がいのある方向けの就労支援事業所なんですけど、字のごとく『八百』と『萬屋』というのを掛け合わせたもので、八百屋もしているし、何でも屋さんもしているという意味が込められているそうです」

農業を中心として作業をしておりまして、八百屋であったり米作りを中心にやりながら、カフェ運営もしております。

しかもそのお米は、完全無農薬で作られているんです。

2000年から障がい福祉の事業に携わられている増田さんですが、元々八百屋や農業のご経験があったわけではなく、障がい福祉事業で独立される時に農業の方に参入されたそうです。

日本の農業の“担い手不足”問題

そんな中、日本の農業の問題や課題としてどんなことがあるのか聞いてみました。

増田さん「高齢化の問題が大きくて、農業をやられている方の70%が65歳以上なんです。今後10年後にどうなるのかという心配点があります」

さらに、まちかどステーション八百萬屋ではお酒の免許を取得して日本酒製造もされているそうですが……?

増田さん「昔は酒蔵が4000軒あったと言われているんですが、今は1500軒まで減少しています。そういった酒蔵やお米製造の担い手不足の問題が将来的には不安ですね」

まさZO20「担い手不足問題を放置してしまうと、将来的に日本酒が飲めなくなってしまう深刻な問題なんです」

Uちゃん「そんなに人が足りていないんですね……」

無農薬のお米で作られた贅沢な日本酒を

――増田さんはどんな時にやりがいを感じられているのでしょうか?

増田さん「人との関わりが好きなので、取り組みを通じて感謝していただいたり、たくさんの方々と通じ合えることが嬉しいです」

まさZO20「増田さんは、日本の伝統っていうものを次の世代に繋げていきたいという思いが強い方なんですよね。そうやって次世代に引き継いでいこうと思うと、元気で健康な方だけじゃなく、障がいのある方であったりお年寄りや若い方など、幅広い人達が団結しないと実現はできません」

なので、障がい福祉だけじゃなくて地域の活性化を目指して、そこからどんどん広げていけるような取り組みをされていらっしゃるんですよね。

最後にメッセージがあればお願いします!

無農薬の山田錦(酒米)を使った、日本酒「出世男 金の鳩」を作っています。
地域に残っている豊かな自然環境を未来の日本の子ども達に繋ぐために、障がいのある方達と一緒に作った日本酒です。ぜひ手に取ってください。

実は、無農薬の米作りは全体のわずか約0.1~0.2%なのだそう。

貴重なお米から作られた日本酒「出世男 金の鳩」、ぜひお試しくださいね♪

本日は、まちかどステーション八百萬屋 代表・増田靖さんにお越しいただきました。
ありがとうございました!

まちかどステーション ヤオヨロズヤ

YouTuberユニット「介護あかるくらぶ」

株式会社エースタイルの社員3人が結成したYouTuberユニット。介護あかるくらぶ(明るく×Love)として、介護にまつわる情報を発信。