「それU.K.!! ミライbridge」 後半は、 大阪・難波にあるFM大阪の中に、日曜日のこの時間にだけ新たにオープンすることになった新コーナー「OSAKA NOW & FUTURE」。
毎月1回大阪府の職員の方をお招きして、大阪の今、そして未来についてお話を伺うコーナーです。
第16回のゲストは、大阪府 商工労働部 中小企業支援室 経営支援課 経営革新グループ 主事・池田留巳さん。
お茶の間のアイドルU.K.さん(Uちゃん)と、エリーナ秘書がお届けします!
事業継続計画「BCP」とは?
池田さんは、大阪府の経営革新グループで中小企業への経営支援を行っていらっしゃいます。
池田さん「経営革新の促進、商工団体などに関する業務を行っています。なかでも中小企業の事業継続計画、BCP(事業継続計画)の普及・啓発、策定支援に関する業務です」
BCPって最近よく聞きますね。
BCPとは「Business Continuity Plan」の頭文字を取った言葉で、事業継続計画を意味します。
BCPは地震や台風などの自然災害や、今流行している新型コロナウイルス感染症など、緊急事態で事業がストップしてしまわないようにあらかじめ準備しておく計画のことです。企業の事業継続に影響を与えるさまざまなリスクを対象としています。
Uちゃん「ちなみにエースタイルもそのような業務をされていると聞きましたが?」
エリーナ秘書「そうですね。弊社でやっている介護や看護、福祉事業っていうのは、自然災害や新型コロナなどの影響で職員が出勤できないといった状況になったとしても、なんとしても利用者さんをお守りしないといけない事業なんです。なので、BCPは特に力を入れてやっております」
忙しい企業も簡単にBCP策定できる『これだけは!』シート
コロナ禍でますますこのBCPが必要になっている企業があるということですが?
策定率100%を目指したいところなんですけども、ただやはりなかなか策定のための人手が足りなかったり、何から始めればいいかわからないという理由で、中小企業さんや特に小規模事業者さんのBCPの策定率は大企業の半分以下にとどまっているんです。
大阪府内は中小企業様が大多数を占めており、こうした企業の事業の復旧が遅れると大阪府や国全体に大きな影響を及ぼすことに繋がるため、BCPの策定率アップは重要な課題だと池田さんはおっしゃいます。
中小企業は、人手不足の中でBCP策定も進めなければならないのは大変ですよね。
エリーナはどうですか?
私は会社で防災を担当しているんですけど、現実的に考えていけばいくほどどうしていけばいいんだろうっていうのがあるし、たしかに色々な課題があるなと思いますね。
そんな悩みを抱える企業が多くある中、この課題を解決するために役立つ大阪府オリジナルの簡易版BCPシートがあるそうです。
池田さん「超簡易版BCPシート『これだけは!』というのを大阪府で公開しています。最低限やるべき項目に絞り込んだ様式になっていて、自然災害対策版と新型コロナウイルス感染症対策版の2種類ご用意しています」
エリーナ秘書「シートがとても整理されていて、この通りにやっていけばいいんだなっていうのがわかりやすいですね。私も使ってみたんですが、とりあえずシートに沿ってやってみて、そこから細分化していくっていう作業がしやすかったですね」
シートの特徴は大きく2点あり、1点目が策定の手軽さ。
A3サイズの用紙1枚に記入するだけで完成します。所要時間は40分~1時間程度で、記載する項目も最低限決めておくべき6項目のみ。
2点目は情報の見える化。完成したら社内に貼っていただいてBCPの意識の共有をはかることができるそうです。
社内の皆さんにも同じ意識を持ってもらう意図で、完成したBCPシートを共有できるっていうのもすごく良いと思います。
大阪府の企業におけるBCPや『これだけは!』シートに関する情報は、以下のリンクからご覧ください。
本日は、大阪府 商工労働部 中小企業支援室 経営支援課 経営革新グループ 主事・池田留巳さんにお越しいただきました。
ありがとうございました!
超簡易版BCP『これだけは!』シート (自然災害対策版)/大阪府
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株式会社エースタイルの社員3人が結成したYouTuberユニット。介護あかるくらぶ(明るく×Love)として、介護にまつわる情報を発信。