「ほかさんといて」の思いを込めたおもしろい取り組みとは？大阪府環境農林水産部循環型社会推進室資源循環課リサイクルグループ・上原梢さん

「それU.K.!! ミライbridge」後半は、大阪・難波にあるFM大阪の中に、日曜日のこの時間にだけ新たにオープンすることになった新コーナー「OSAKA NOW & FUTURE」。

毎月１回大阪府の職員の方をお招きして、大阪の今、そして未来についてお話を伺うコーナーです。

第13回目のゲストは、大阪府環境農林水産部循環型社会推進室資源循環課リサイクルグループ・上原梢さん。

お茶の間のアイドルU.K.さん(Uちゃん)と、エリーナ秘書がお届けします！

『Osakaほかさんマップ』とは？

大阪府で働かれる上原さんは、大学を卒業して5年間教育業界の民間企業に勤務した後、「生まれ育った大好きな大阪でより多くの人を支える仕事がしたい」という思いから大阪府に転職されました。

現在上原さんが所属されるのはリサイクルグループですが、どういったことをされる部署なんですか？

私の担当するリサイクルグループでは、主に3R（スリーアール）の業務をしています。

上原さん「3Rは、リデュース・リユース・リサイクルの頭文字です。リデュースはゴミを減らすこと、リユースは繰り返し使うこと、リサイクルは再生して使うこと。ゴミはリサイクルして使うことも必要なんですが、ゴミ自体を減らすことがとても大切なんですね。そのため、2021年10月に『Osakaほかさんマップ』というサイトを作りまして、私はこのサイトの担当をしています」

『Osakaほかさんマップ』って何でしょうか？

たとえばお店で食べ物などを買うと、プラスチックなどの容器に入っていることが多いと思いますが、これらの容器は食べた後はすぐゴミになってしまいますよね。
そこで昔で言うと、お鍋を持ってお豆腐を買いに行くイメージで、自分の容器を持って行っても対応してくださるお店を簡単に探せるマップなんです。

Uちゃんのおうちの近所にも、鍋を持って行ったらテイクアウトすることができるお店があるのだそう。

でもそれってね、常連じゃないと対応してくれるお店かどうかわからないんですよ。
『Osakaほかさんマップ』があれば一目瞭然ですね！

上原さん「マイ容器などをたくさん使っていただいてプラスチック容器などを捨てない、つまり『ほかさんといて～』という思いを込めて作りました」

お気に入りのマイ容器でテイクアウト♪

『Osakaほかさんマップ』には、現在500軒ほどのお店を掲載しており、マップ上の検索のほか、フードやドリンクなどの分類別で検索することができて、お店のお得な情報も掲載しているそうです。

上原さん「たとえばカレーやオムライスなど、ランチで使えるお店や、おでんなどお惣菜のお店、ナッツやドライフルーツなどの量り売りのお店などが載っています。このほか、マイボトルに対応してくれるカフェや無料の給水スポット、またシャンプーや洗剤などマイ容器に入れてくれるお店もあります」

『Osakaほかさんマップ』を作ることになったきっかけは、何だったんでしょうか？

上原さん「2019年に大阪でG20サミットが行われました。プラスチックゴミの海洋汚染を減らす『大阪ブルー・オーシャン・ビジョン』が宣言され、大阪府では大阪市と共同で『おおさかプラスチックごみゼロ宣言』を行って、マイボトルの宣言を行っています。ここからさらに、マイ容器を含めた取り組みに発展させていくため、今回『Osakaほかさんマップ』を作成することになったんです」

マイ容器を可愛いものにする楽しみも出てきますよね。
上原さんは実際にマイ容器を使っていらっしゃるんですか？

よく行くたこ焼き屋さんでは、マイ容器で買っています。

結構タレが横から垂れたりするんで、マイ容器の方がいいかもしれないですね！

『Osakaほかさんマップ』ではTwitterやInstagramもやっていて、マイ容器体験レポートも投稿しています。

上原さん「『ほかさん』で検索してもすぐ出てきますので、皆さんも一度マイ容器での買い物にチャレンジしていただけると嬉しいです。また、マップに掲載するお店もどんどん増やしていきたいと思っています。掲載無料ですので、ぜひお申込みいただければ幸いです。よろしくお願いします！」

本日は、大阪府環境農林水産部循環型社会推進室資源循環課リサイクルグループ・上原梢さんにお越しいただきました。

ありがとうございました！