U.K.こと楠雄二朗さん(Uちゃん)と、株式会社エースタイルの谷本吉紹社長(谷さん)がDJを務めるラジオ番組「それU.K.!! ミライbridge」。
前半は、関西で活躍しているビジネスマン、アスリート、有名人をピックアップし、その方のイマまでの歩み、そして、ミライについてお話を伺うミライ・リーダーのコーナー。
第118回目は、ジャトー株式会社 顧問・上野信子さんをゲストにお招きしています!
北区の区長を経て、企業の顧問へ
ジャトー株式会社はどんな会社なのでしょうか?
音響、映像、情報、セキュリティを行っている企業です。
公共ホールやホテルの宴会場などの音響や映像、変わりどころでは地下鉄の案内放送の設備とかサイネージなどをご用命いただいています。
1970年に開催された「日本万国博覧会(大阪万博)」の時にも、様々なパビリオンの音響や映像制作に携わっていた会社なのだそうです。
「2025年の大阪万博にも関われたら」と意欲的な上野さんですが、この会社に入社したのは2020年4月のこと。
それまでは、大阪市北区の区長さんをされていました。
今でもそうなんですが、元々街づくりとかを研究する研究員だったんです。そんな時に区長の公募があって、応募したのがきっかけでした。
どんな活動をされていたんですか?
防災対策にも力を入れていて、みんなで防災をコミュニティで取り組もうということで「地震ブック」という北区ならではの本も作ったり、いろいろと活動していました。
“音を鳴らせる場所”を提供
区長を経て、今はジャトー株式会社の顧問をされていらっしゃる上野さんですが、今のお仕事をされてから印象に残っていることなどをお聞きしました。
上野さん「思った以上に、音というのはすごく難しくて奥が深いんですよ。うるさい音はマスキングしないといけなかったり、心地よい音とか質の良い音、伝えるための音などがあって奥深さを実感しています。さまざまな案件があるんですけど、その課題をクリアすることにすごくやりがいを感じています」
Uちゃん「音といえば、ラジオも一緒ですもんね。音で伝えることって本当に難しいですよね。でも音だからこそ伝えられることってありますよね」
今後、その音を使って取り組みたいことを教えてください。
コロナ禍で音を出したい人がなかなか出せない状況ですよね?
そうですね、ライブとかもね。
上野さん「音文化が廃れないようにという思いから、2020年7月に「Na la sol(ナラソ)」というサイトを作ったんです。「音を出してもいいよ」「ここなら音を出せるよ」っていう拠点と、音を出したい人のための出会いの場になっています」
おもしろいですね!
スタジオやライブハウスといった施設がサイトに情報登録しているため、サイト上で「難波駅の近く」などといった場所で調べたり、出したい音のレベル、施設に備わっている楽器などで検索ができます。
しかも、全国の施設の登録があるそうです。
とはいえ、まだまだ知らない方が多いのでこれから認知度を高めていきたいとお話してくださいました。
ぜひ、皆さんもこの機会に 「Na la sol(ナラソ)」をチェックして活用してみてくださいね!