U.K.こと楠雄二朗さん(Uちゃん)と、株式会社エースタイルの谷本吉紹社長(谷さん)がDJを務めるラジオ番組「それU.K.!! ミライbridge」。
前半は、関西で活躍しているビジネスマン、アスリート、有名人をピックアップし、その方のイマまでの歩み、そして、ミライについてお話を伺うミライ・リーダーのコーナー。
第81回目も引き続き、正道会館空手 総本部師範・元K-1競技統括プロデューサー・角田信朗さんをゲストにお招きしています!
30年後、小学生時代のいじめっ子と再会
前回、小学生の時にいじらめれっ子だったことがきっかけで空手を始められたとおっしゃってましたよね。
その時からその時から強くなっていったわけですよね?
仕返しとかしたりしたんですか?
強くなっていくとね、そいつに仕返ししよう!というより、はるかに高い目標が見えてくるんですよ。
角田さん「ある番組でそういう話をしたら『角田さん、そのいじめた子と再会しましょう』ってことになって。30年ぶりに会った時に、彼が紙袋の中に色紙を30枚ぐらい入れて持ってきて『角田これにサインしてくれへんか?』って言われたですよ。その時に、リベンジを果たしたぞと。こぶしを使わないリベンジもあるんやなーと」
しかしそのいじめていた方は、当時はいじめた感覚はなく、ただ面白がっていじっていただけだった、と話されていたそうです。
角田さん「喧嘩売った方は覚えてないけど、売られた方はいつまでも覚えてるんですよ。だからいじめはなくなるわけがないんですよ。ただ、いじめるやつは自分よりも弱いやつをいじめるわけなので、自分がいじめるやつより強くなるしかないですよね」
小学生当時、「悔しかったらいじめるやつより強くなれ」とお父様に言われた一言をまっすぐ受け止めて、強くなってやろう!と思ったことが人生のモチベーションなって今までやってきた、と話してくださいました。
まず自分が強くなって初めて、人の役に立てる
いじめられてた方からすると、角田さんみたいにポジティブに努力して、ってできない方もいらっしゃると思うんですよね。
そうですね、10人いたら10人違うんと思うんで。
なので良い指導者っていうのはその人のメンタリティをちゃんと分析して、その人に合った指導をしてあげられるかどうかなんです。
Uちゃん「ちなみに私46歳で運動大嫌いで、お腹がどんどん出始めてきているんですよ。2週間ぐらいでキュッと絞る方法はあったりするんですか?」
角田さん「そんな簡単な方法があったら誰も苦労しないですよー」
Uちゃん「そうですよね(笑)」
そんな角田さんですが、体を作るトレーニング方法をまとめたDVDを作って販売されています。
その売り上げの一部は、災害ボランティアの方のために歌手のさだまさしさんが立ち上げられた「風に立つライオン基金」に寄付をしておられます。
「人のため人のためって言いますけどね、聞こえはいいですけど、まず自分が潤ってなかったらダメなんですよ。
“人のため”って書いて”偽(いつわり)”と読みますよね。
角田さん「人のためっていうのは、ある程度自分が食べられてきちっと潤った上で、余剰の部分を人のために使う。これで初めて、人の役に立つと。だからまず自分が頑張らないと。自分の弱さを隠してボランティアとかやってる人はいかんぞと」
角田さんの“自分の弱さと向き合う”とは?
現在は、さまざまな場所でセミナーなどの活動もされていらっしゃいます。
角田さん「どんなところから呼ばれても、こんなテーマでやってもらえますか?って言われても、わかりました!って。NGはないですね。なんでも真理はひとつなんで」
その一つ、とは?
自分の弱さと向き合う。
角田さん「僕はこの歳でこんだけハードな毎日を送っているのは、20代30代で気が付かなかったこと、その時の弱い自分に対して今仕返しをしているんです」
肉体的なストレスをかけることで、メンタルも強くなっていくとおっしゃる角田さん。
Uちゃん「心身一体ってまさにこのことを言うんでしょうね」
角田さんの下で何か学びたいと思っても、絶対こわいだろうなって思う自分がいるんですよ。
若者を指導する上で、何かありますか?
昔も今の若い子も、ちゃんと目の前でポンと見せてやるとその瞬間リスペクトするんですよ。
だからまず人間的な魅力があるかどうかっていうことが指導において大切だなと。
角田さん「なでしこジャパンの澤穂希さんが『苦しい時は私の背中を見なさい』っておっしゃったんですよ。僕、今一番会いたい人ですね」
谷さん「2021年は、ぜひ澤さんにお会いできるといいですね!」
2週にわたり色々なお話をお聞きしましたが、角田さんはYouTubeチャンネルを運営されていたり、2021年春に「希望の詩~立ち上がれニッポン~」という曲をリリースされます。
こちらもぜひチェックしてみてくださいね!