緊急手術にも対応する“アスリート”な脳神経外科医に迫る!社会医療法人ささき会 藍の都脳神経外科病院 理事長・院長 佐々木庸さんのイマまで

U.K.こと楠雄二朗さん(Uちゃん)と、株式会社エースタイルの谷本吉紹社長(谷さん)がDJを務めるラジオ番組「それU.K.!! ミライbridge」。

前半は、関西で活躍しているビジネスマン、アスリート、有名人をピックアップし、その方のイマまでの歩み、そして、ミライについてお話を伺うミライ・リーダーのコーナー。

第77回目は、社会医療法人ささき会 藍の都脳神経外科病院 理事長・院長 佐々木庸さんをゲストにお招きしています!

女医だった祖母がきっかけで脳神経外科医に

大阪市鶴見区の放出にある社会医療法人ささき会 藍の都脳神経外科病院の佐々木先生は、理事長・院長として経営をしながら脳神経外科医としてご活躍されています。

何がきっかけでこの仕事をしたいなと思われたんですか?

自分の祖母が女医さんだったんですけど脳卒中で亡くなったんです。
祖母は北海道出身なのに四国にいて、当時四国は札幌に比べて脳卒中の治療が遅れていたので救命できなかったというのが一番大きなきっかけでしたね。

そのお話を新聞か何かの記事で読んだんですが、涙が出たんですよね。
「当時の医療技術では病気に対して何もできなかったことが、自分が脳外科医を目指すきっかけになった」って。

理事長・院長としての経営的な業務と脳神経外科医としての現場の業務とでは大きく違いがあるため、普段現場の仕事をしている時は経営の方は切り離して取り組んでおられるそうです。

日頃からできる脳卒中予防対策!

谷さん「先生の病院では、入院からリハビリまで体に後遺症が残らないようにどうしていくかというのを日々研究されていて、理学療法士さんや言語聴覚士さんもたくさんいらっしゃるんですよね。こんなしっかりした病院が鶴見区放出にあるんだ!って思いました」

私自身はなかなか脳神経外科病院に行くことってないんですが、どういう症状の時に皆さん行かれるんですか?

基本的に脳卒中が多いので、言語を急に離せなくなるとか、手足が動かなくなるとかですね。

突然来るんですか?

そうなんです。

突然の脳卒中になるリスクを減らすために、日頃からできることはあるのでしょうか?

佐々木先生「もちろんありまして、血圧なんです。働き盛りの世代にあまりきっちり管理されてないっていうのがあって。一番頑張っている時に無理して血圧を放置すると大きい病気になりますから、お家で1日2回くらい、朝晩に血圧を測ってもらうのが良いです」

40代以上になると血圧125以上は高血圧にあたるため、薬を飲むなどの対処が必要だそうです。

また、季節の変わり目で急に気温が上がったり下がったりすると体が気候変動についていけず、こういったタイミングで脳卒中が起こりやすいといいます。

Uちゃん「手術はどういう作業になるんですか?」

佐々木先生「大きく2つあって。頭の骨を開けて脳に問題が起こっているのを処理する手術と、血管内手術といって頭を一切切らずに血の付け根から管を入れるカテーテル治療があります」

すごいですね!
脳神経外科のお仕事ってミリ単位の作業だと思うので、職人技じゃないですか。
駆け出しの頃って、相当大変だったんじゃないですか?

皆さんそうおっしゃるんですけど、技術の方はあんまり問題なくて。
気持ちの面の方が大変でしたね。

佐々木先生「人様の頭を開けるということだったり、あとは脳卒中っていうのは急にやってくるので、“いきなり始まる病気”に対するご家族やご本人の対応をしなければなりません。技術は元々自分でやりたくてやっていますから、そのスキルを上げるのは苦労と言うイメージではなくて、自分の中では成長として捉えています」

谷さん「まさに天職ですね!」

脳神経外科医とはまさに“アスリート”

佐々木先生にとって「脳神経外科医」というのは、一言でいうと“アスリート”なんだとか。

実際に、元々運動部に所属していた先生方が多いそうです。

僕らは自分の体に気をつけて緊急手術に備えているんです。手術も長かったら20時間を超えたりもしますし。
そういう意味では体育会系のイメージですね。

ホームページを見させていただいたら、24時間365日対応と書いてあって。
なにかあったら先生方にすぐに対応していただけるんですね。

お話をお伺いしているとお休みもないのでは……という印象ですが、働き方改革で「良く学び良く遊べ」という考えのもと、数人体制で働きやすいチームになっていると教えてくれました。

まだまだ気になるお話がありますが、次回に引き続きます!

社会医療法人ささき会 藍の都脳神経外科病院

理事長メッセージ(社会医療法人ささき会 藍の都脳神経外科病院)