「それU.K.!! ミライbridge」 後半は、 大阪・難波にあるFM大阪の中に、日曜日のこの時間にだけオープンするパートナーズカフェ。
介護・福祉・看護業界で活躍されている、普段はなかなか脚光を浴びない方々に、スポットライトをあてて主役にしていくコーナーです。
第56回目のゲストは、大阪府商工労働部 雇用推進室 就業促進課 女性就業推進グループ・田中彩子さん。
今回はお茶の間のアイドルU.K.さん(Uちゃん)と、YouTuberユニット「介護あかるくらぶ」のエリーナ秘書がお届けします!
コロナ禍で変わった就活状況……
大阪府で就職支援事業に取り組まれる田中さんにお越しいただきました。
田中さんが担当される部署では、求職を希望する府民の方のため、就職相談やセミナーの開催、企業を紹介するジョブ提供などをされています。
大阪・天満橋には働きたい方を支援する「OSAKAしごとフィールド」という施設もあり、Uちゃんは以前そちらで講演会をしたことがあるのだとか!
コロナ禍で、今特に大変なんじゃないですか?
2020年の4月5月あたりは緊急事態宣言でセミナーもできなくて、電話対応でご相談を受けたりはしていました。
6月以降から皆さん直接来てくださるようになったんですが、就職活動をしたいけれど企業も面接や説明会などをやっていなくて「どうやって活動していったらいいですか?」といったご相談や問い合わせが増えましたね。
未曽有の事態に、「困惑された求職者の方が多くいらっしゃった」と田中さん。
採用活動を後押しする大阪府の支援金制度
新型コロナウィルスの影響で失業者が増え、求職者が増える一方で、企業が募集をかける求人は減っているという現状……。
コロナで失業されてしまった方に対して、大阪府で施策みたいなのがあるとお聞きしているんですけども。
はい、そうなんです。
大阪府では企業の皆さんに頑張って求人を出していただいて、府民の方を採用いただきたいと思っていて。
ただ企業さんにも痛みというか無理をして採用活動をしていただく面もあるかと思いますので、「大阪府の方でお金を支給しますよ」という支援事業を行っています。
こちらは「大阪府雇用促進支援事業」という支援金制度で、2020年10月1日から始まっています。
求職者を雇用した企業に対して、正規雇用の場合は採用者1人につき25万円、非正規雇用の場合は1人につき12万5千円を企業側に支給するというものです。
エリーナ秘書「弊社みたいな介護福祉系の企業とかは常に人材が必要なので、費用が出ようが出まいが求人をかけるんですよ」
たとえば、企業にいただく支援金をスタッフさんに還元するっていうのはできるんですか?
大丈夫です。
失業者の方も大変なので、大阪府としても本当は両方に出したかったです、実は。
ただそうしちゃうと色々と個人支援金もありますし、財源をどちらに使った方が生活の安定とか将来に繋がるのかなというのを大阪府で判断して、企業さん側に出しましょうということになりました。
実際に、企業の中からは「本当に苦労された求職者の方には、支援金の一部を差し上げてもいいのでは?」という声もあるようで、大阪府としても「ぜひやっていただければ」とのこと。
ピンチをチャンスに変える採用活動へ
こちらの「大阪府雇用促進支援事業」ですが、2020年4月以降に失業者になった方であれば、自主退職された方も対象になります。
コロナ禍で良い人材の方が失業されているように感じますので、企業にとってはある意味、採用のチャンスなのかなって。
厳しいところは飲食、ホテル業界で失業された方も多いのですが、そういった方はコミュニケーションスキルが高いので職種転換して働いている方もよくいらっしゃいますし、企業さんからも「すごく良い人が来てくれた」という話を聞きますよ。
ちなみに、こちらの支援金の対象人数に上限はないそうです。
田中さん「何人採っていただいても支援金を出させていただきますので、ぜひたくさんの府民のために求人をたくさん出していただければと思います」
もっと深掘りしたいことがたくさんあるので、続きの詳しいお話はYouTubeにアップしています!
以下、「介護あかるくらぶ」のYouTubeチャンネルからぜひご視聴よろしくお願いいたします。
大阪府/商工労働部
大阪府緊急雇用対策特設ホームページ
YouTuberユニット「介護あかるくらぶ」
株式会社エースタイルの社員3人が結成したYouTuberユニット。介護あかるくらぶ(明るく×Love)として、介護にまつわる情報を発信。