企業の福利厚生として“介護相談”を受けるプロ。株式会社かいご職人・今仲学さん

「それU.K.!! ミライbridge」 後半は、 大阪・難波にあるFM大阪の中に、日曜日のこの時間にだけオープンするパートナーズカフェ。
介護・福祉・看護業界で活躍されている、普段はなかなか脚光を浴びない方々に、スポットライトをあてて主役にしていくコーナーです。

第92回目のゲストは、 株式会社かいご職人・今仲学さん。

今回はお茶の間のアイドルU.K.さん(Uちゃん)と、YouTuberユニット「介護あかるくらぶ」のまさZO20がお届けします!

アメフトの大学推薦を蹴って介護業界へ

三度の飯より介護を愛する男、今仲さんにお越しいただきました。

株式会社かいご職人の代表取締役である今仲さん。
「三度の飯より介護を愛する男」とはどういったことなのでしょうか?

まさZO20「元々アメリカンフットボールをされていて、有名な大学からも推薦が来ていた方なんです。でもそれより“おじいちゃんおばあちゃんのことが好きだ!”ということで、アメフトも辞めて介護業界に入られて、約20年間も介護業界に従事されているんですよ」

なかなかいないですよね。

普通だったらとりあえず大学に行ってアメフトやってみようってなりますよね。それでスパッと辞めて、介護業界に入られているんです。

『行列のできる介護の相談所』って?

そんな今仲さんは現在、介護離職問題に取り組まれていらっしゃるそうですが、具体的にどんな活動なのかお聞きしました。

弊社は「行列のできる介護の相談所」っていう名前で、一般企業さんに介護顧問という形で中に入らせていただいて、介護に関する相談をすべてアウトソーシングで受けるという仕組みでやっています。

介護離職の問題は、従業員の方はもちろん、企業にとっても今後必ず大きな問題になることだと思っている、という今仲さん。

今仲さん「企業側からすると大切な従業員さんがお辞めになるっていう問題でもあるんですけども、当事者さんにとっても大きな問題です。70代から90代の親御さんを持つ息子さん娘さんですと、ちょうど40代50代の方になりますので、まだまだご自身のお子さんの教育資金などもかかる働き盛りであるのに、泣く泣く会社を辞めてしまうということがあるんですよね」

「行列のできる介護の相談所」と一般企業が契約することで、働かれている方が福利厚生としてセミナーを受けたり、個別の相談に乗ってもらうことができます。

具体的には、どういう風な取り組みをされているんですか?

まず一番にあるのが「従業員さんから介護のご相談を受ける」っていうことです。

今仲さん「その介護相談にもいろいろなパターンがありまして、『将来的な親の介護が心配です』っていう方や『実際にちょっと親に認知症が出てきてるんです』っていう人。『働きながら介護するのがもう限界です』っていう人もいらっしゃいます」

元々介護の現場で働かれていた経験があり、ケアマネージャーの資格もお持ちの今仲さん。
その知識と経験を生かして、その方の症状に合わせたご提案をしておられるそうです。

介護離職者を減らすためにできること

株式会社かいご職人では、以前から大手スポーツ用品店であるミズノの社員さんの介護相談を請け負っていたとのことですが、今後の日本の企業にとって増々必須のサービスになってくるのではないかとおっしゃいます。

Uちゃん「やっていて良かったなと思う瞬間って、どんな時ですか?」

今仲さん「“介護”というっていうものを知らない息子さん娘さんが多い中で、介護保険の申請方法やサービスをご提案したり、在宅での生活ができなくなった際に『老人ホームっていうのはこういうところなんですよ』と提案させてもらうと、息子さん娘さんの顔が本当にほっとされるんです。そういう時に、この仕事をしていて良かったなと思います」

なかなか学校で介護って学ばないので、皆さん介護に対する準備ができていないんですよね。

まさZO20「僕も老人ホームの入居相談員をしているんですが、『入居されるご本人さんが普段ベッドから転落することがある』っていうのを病院からご家族の方に説明があった時に、介護側としては『危ないな』って思うんですよ。でもご家族がまったく介護に対して無知で、『おじいちゃん元気やな~』って笑い話として捉えられていることがあって。入居されてからの転倒や転落ってすごく大きな事故に繋がってしまうので、そういったところの知識がないとその深刻さがなかなか理解ができないんだなと、課題に感じています」

そんな中、そういったトラブルを少しでも減らしていくお手伝いをするために今仲さんが取り組まれているということですよね。
今後の目標を教えていただけますか?

介護離職者を軽減したいなという思いと、弊社の取り組みである介護離職者防止対策の「行列のできる介護の相談所」のご登録社数が1000社以上になるように進めたいなと思っております。

そこまで福利厚生も行き届いていない状況で、どうやってその従業員たちを支えてあげるか。
そこがポイントになってくるということですね。

最後にリスナーの皆さんにメッセージをいただきました。

今仲さん「介護というものは事前予約があって準備ができるものではなく、急に押しかけてくるものです。『自分の親はまだまだ元気だから大丈夫』と思うのではなく、今のうちからお父さんやお母さんの介護に対する相談や悩みを解決しておくというのが良いんじゃないかなと思いますので、いつでもご連絡いただければと思います」

今仲さん、お越しいただいてありがとうございました!

株式会社かいご職人

YouTuberユニット「介護あかるくらぶ」

株式会社エースタイルの社員3人が結成したYouTuberユニット。介護あかるくらぶ(明るく×Love)として、介護にまつわる情報を発信。