「それU.K.ミライbridge」 後半は、 大阪難波にあるFM OH!の中に、日曜日のこの時間にだけオープンするパートナーズカフェ。
介護・福祉・看護業界で活躍されている、普段はなかなか脚光を浴びない方々に、スポットライトをあてて主役にしていくコーナーです。
第15回目のゲストは、ケアプランセンターくるみで働くケアマネジャーの内川真美さんです。
今回はお茶の間のアイドルU.K.さん(Uちゃん)と、YouTuberユニット「介護あかるくらぶ」のエリーナ秘書がお届けします!
介護保険とケアマネジャーのお仕事
介護保険を使ったサービスを受けるのであれば、切っても切り離せないのがケアマネジャーのお仕事です。
介護保険を利用するには、まず認定を受けなければいけません。例えば「ご自宅で1人で住むのは難しい」「介護が必要かな」と思われたときに、地域包括センターや区役所に相談して、そこで介護保険の認定を受けていただきます。
そうして認定が下りた方に関して、リハビリが必要なのか、ご本人の代わりにお買い物に行くのが必要なのか、どういったサービスが必要なのかをプランニングするのがケアマネジャーです。
内川さんは具体的にはどういったお仕事をされているんですか?
利用者さんの意向や生活する上で困ってることを伺って、日常生活を無理なく過ごせるように一緒に考えています。
例えば家でお風呂に入りたい、自分で着替えをしたい、そういったことをお聞きしてケアプランを作っていきます。その後、必要なサービスを利用できるよう事業所へ橋渡しをしたり、日常生活を送れるように助言や手助けを継続的に行っていくのが内川さんのお仕事です。
——内川さんにとって仕事のやりがいとはどんなところでしょうか?
内川さん「ケアプランの中で利用者さんの目標を決めるんですね。長期目標、短期目標っていうんですけど、それを半年で達成できるかどうかってプランを立てるんです。利用者さんがその目標を達成できると嬉しいですね」
エースタイルが運営するWelfareシリーズの介護施設でも、求めているものは利用者さん人それぞれ違いますので、そのあたりをケアマネジャーさんと相談しながらケアプランを作っていただいてます!
内川さんの葛藤。利用者さんの意向に沿えるケアプランを…
——ケアマネジャーの仕事で大変だと思うときはどんなときでしょうか?
利用者さんの意向をお聞きしてプランを作るんですけど、ご家族さんと利用者さんの意向が常に一緒ではないんですね。
例えば、ご家族は利用者さんに元気になって欲しい、また歩けるようになって欲しいって思われる方が多いんですけど、利用者さんご本人はお部屋でゆっくりしたいという方もいらっしゃる。「その辺りで、リハビリを継続するのか、リハビリを止めて他の目的に介護保険のサービスを利用するのか、ご家族と利用者さんの意向がズレることがあるんです」とエリーナ秘書は言います。
内川さん「私たちケアマネジャーは利用者さん、ご家族さんからすると、第三者という立場になります。最終的に決めるのはご家族と利用者さんなので、私たちが決定するわけではないんです」
お互いの話を聞いて、折衷案をどこまで詰められるかという作業になるんですね。それは大変ですね。
利用者さんの意向を踏まえてプランを立てようとするんですけど、状況によってはそうできない場合も多々あります。なので、なるべくその利用者さんの意向に沿えるようなケアプランを作れたらいいなと、今後も努力していきたいです。