小学生の頃からの脳内計画を現実に!株式会社ナサホーム 代表取締役・江川貴志さんのミライ

U.K.こと楠雄二朗さん(Uちゃん)と、株式会社エースタイルの谷本吉紹社長(谷さん)がDJを務めるラジオ番組「それU.K.!!ミライbridge」

前半は、関西で活躍しているビジネスマン、アスリート、有名人をピックアップし、その方のイマまでの歩み、そして、ミライについてお話を伺うミライ・リーダーのコーナー。

第53回目の今回も、株式会社ナサホーム 代表取締役・江川貴志さんをゲストにお招きしています!

愛娘の名前とともに繋いできた会社

水回り工事(小工事)を中心とした「みずらぼ」というブランドと、提案型の大型工事を行う「ナサホーム」という2つのブランドで展開するリフォーム会社・ナサホーム。

24年前に創業し、現在は売上高が72憶円あるそうです。

すごいですね!
最近ですか?ここまで業績が上がったのは。

リフォーム事業を始めてから、ずっと一定のペースで上がり続けています。
リーマンショックの時も下がっていないんですよ。

24年間売上げをアップし続けてこられた理由は、「ナサホーム」という社名にあるとのこと。
そのワケは……?

実は会社の名前が娘の名前「なさ」なんです。

江川さん「リーマンショックの時に“悪徳リフォーム”が増えていた時代があったんですね。リフォーム業者が訪問販売で認知症のおばあちゃんを騙すとかね。それでリフォーム業者が色眼鏡で見られたりした時代があって」

そんな時、お客さんに「あんたのとこの会社、娘さんの名前つけて営業してるような会社やから客のこと騙せへんやろ~」とよく言われたそう。

今でも「娘の名前をつけて、家族の輪を大切にする会社やからお願いした」と言われて依頼を受けることがあるのだとか。

リフォームって、家族と住むためにすることが多いじゃないですか。
だから、家族で住んでいる姿をきちんと想像してくれる会社に依頼したいなって思う気持ちからナサホームを選んでくれたんでしょうね。

娘には名前で助けられた思っています。
娘が高校生の時に「会社と自分の名前が同じで嫌なことはない?」って聞くと、嬉しいと言ってくれたんですよ。

家族思いの社長の座右の銘は?

娘さんの名前とともに会社を成長させ続けてきた江川さんに、座右の銘を聞いてみました。

「反省と感謝」ですね。
有頂天にならないことを心掛けています。

たとえば社員を叱った日でも、その日の夜に一日のことを振り返って反省して、「社員みんなが頑張ってくれているから今がある」という感謝の気持ちを常に持つようにしているそうです。

谷さん「有頂天って『頂点が有る』って書くじゃないですか。自分はもっと大きくなれるんだ!と思うと有頂天にはなれないんですよね。そこで頂点が来たら落ちるしかないですもんね」

あともう一つは「人の10倍働いて、人の2倍収入を得よう」

「楽して儲けようと思わない」っていうことを自分に戒めるために、江川さんがご自身で作った言葉だそうです。

Uちゃん「僕は常に谷さんに『何にもせんでも儲ける方法ないか』って聞いてるんですけど(笑)。なかなかないですよね!」

脳内シミュレーションが成功の秘訣⁉

学生時代は広島の山奥の大学に通っていたそうで、当時は農家の納屋の2階のような家に住んでいて、まるで俗世間とかけ離れたような生活だったとおっしゃいます。

そんな江川さんは小学生の頃から起業するのが夢で、その頃からずっとやっていたことがあったのだとか。

テレビを見ても本を読んでも、自分が将来起業した時の姿を結構空想していました。
こうすれば成功するんじゃないか、こんな商売はどうだろうかと、常にシミュレーションして思い描いてましたね。

シミュレーションしながら頭の中で先に失敗も経験してるから、現実では成功できたということでしょうか。
僕も昔からそれをするのが癖で、いろんな方法やリスクを常に頭の中で考えていますね。

エネルギーを貯めて将来羽ばたけるように

今後の目指すところは、新規事業への挑戦ではなく今の事業をこのまま拡大していき、社員に「この会社に入って良かった」と思ってもらえる環境作り。
それが自分自身がこの世に生まれてきて、会社を立ち上げた意味があったと思えるとおっしゃいます。

とはいえ、現場の若い社員からは「東京に進出しましょう!」「売上100憶円を目指しましょう」と声が上がるそうで、社員の思いに応えるためにも数年のうちには達成したいとお話くださいました。

ナサホームでは30~40代の社員さんが会社を大きく動かしているなという感覚があるそう。
街中でも、駅のホームやビルのロビーでその世代の人を見た時にエネルギーを感じるとおっしゃいます。

そういった人たちに将来羽ばたけるような夢を持って、なりたい自分をシミュレーションしながら頑張ってもらえたらなと思います。

「シミュレーションというと、ついつい“ハワイの別荘を持つ”とか遊びのことばっかり考えてしまうんですけど(笑)どうやって考えればいいですか?」というUちゃんの問いかけに谷さんからアドバイスが。

ハワイでもいいんですけど、目標が遠すぎるので、そこから逆算して近い目標にちょっとずつ近づけていって「明日すべきこと」「明後日すべきこと」とシミュレーションしていくのがいいのかなと思いますよ。

わかりやすい!
今日からでも始められそうですね。

――最後に江川さんから皆さんにメッセージをいただきました。

江川さん「今はたまたま新型コロナウィルスの影響でちょっと変わった特別な時代になってますけども、必ず数カ月後には良い時代が来ると思うので、その時に思いっきり活躍できるように今はエネルギーを貯めて、感染防止にも全力で努めていけたらなと思います」

2週にわたり、為になる素敵なお話をありがとうございました♬

株式会社ナサホーム

大阪・兵庫・奈良・京都で年間約7,000件のリフォーム施工実績を誇るリフォーム会社。